2017年6月21日水曜日

4万円損するところだった!?恐怖のゲーミングPC化計画


最近、他のゲーム配信者のパソコンの拡張を手伝ったので気付いたことをまとめておく。

まず、その人のパソコンはグラフィックの性能が弱い。
数年前のCPUの内蔵GPU(グラフィックのチップ)
要はグラボ無しパソコンだ。

それでPUBGを遊んでいたのだが、友達に触らせたところ「これでよくキル出来るな」と言われたので、拡張に乗り切った、という話だ。

そこで恒例のリスナーや他の配信者からの数々の助言(無責任)が与えられるわけだが、その中に「4万円くらいのグラボにした方が良いよ」と言うのがあった。

と言うか、そういうのばっかりだった。
たぶん、そいつが最近買ったグラボなんだろう。

確かに4万円くらいのグラボならPUBGは快適に遊べるだろう。
精密な画面が滑らかに動けば、今より敵を狙いやすくなる。キルもしやすくなる。

では4万のグラボはどういうものかと言うと、こういうやつだ


まず目につくのは冷却装置かな、大きな扇風機みたいなのが二個もついてるね。
その下にチラッと見える銀色のパイプは熱を移動させて効果的に冷却させる為のヒートパイプというものだ。
高性能なGPUを効果的に冷却する工夫が織り込まれた製品だね。
これならPUBGも快適に遊べそうだ。

でもこんな凄いゴツイ製品が、その人が使ってるパソコンで使えるのかな?
Amazonでは重量1.7キロなんて書いてあるし、消費電力も心配だ。

だって、その人のパソコンはスリムタワーって言う省スペースパソコンなんだから。

スリムタワー


ミドルタワー(右)と並んだスリムタワー(左) ちっちゃいね!


たいていのスリムタワーはロープロファイルって言う、幅が半分くらいの拡張ボードしか刺さらないし、電源装置も弱い。だいたい300Wくらいしか無い(ミドルタワーは安くても500Wくらいの電源が多い)

だから取り付けられるのは、こういうロープロファイルのグラボになる


そして大事なことなんだけど、今現在4万円くらいのグラボにロープロファイル対応のものは無いんだ。

だから、もしこの人が僕に相談せず、4万円くらいの高価なグラボを買っていたらと思うとゾッとする。

と言うか相手のパソコンの大きさも電源容量も知らずに、よくもまあ「4万円くらいのにした方がいいよ!」なんて言えるなあと僕は呆れてしまう。

そんなことを言われて、お金を無駄にした人は、僕の知らない所に、たくさん居るのだろう。

そんな僕はロープロファイルの中では現在最速で、価格対性能比(コスパ)も良いし、省エネに定評のあるGTX1050tiを選んだ。

値段も1万6千円くらいで、少し前のグラボと比べればGTX960とかGTX760以上の性能がある。
家庭用ゲーム機と比べてもPS4より高性能だ。

中間以下の設定ならPUBGも十分快適に遊べるし、何より3年前のCPU内蔵GPUとは比べ物にならないくらい高性能だ。

これ以上の高性能グラボを乗せるなら、それが搭載されている10万円くらいのデカいミドルタワーのゲーミングパソコンごと買い直すことになる。
ちょっとそれは割に合わないし、現実的じゃない。それに本人も望んでない。

さらにPUBGを快適にプレイし、なおかつ配信することを考えてメモリも見てみた。
今は8GBが1枚刺さっているので、もう1枚8GBを増設すれば容量は倍の16GB。
更にデュアルチャネル接続になるからメモリのアクセス速度も2倍になる。

メモリは同じ規格、同じメーカーの商品を探した。
値段も7千円弱で、割高でも激安でもなかったので、それを選んだ。

結果、グラボもメモリも予定通り動き、その人のパソコンはグラボがGTX1050TIのGDDR4GB メインメモリはDDR3の16GB(8GBx2)と、スリムタワーにしては、なかなかのゲーミングパソコンになった。
CPUはHaswellのcorei5だから元々そんなに悪くない。

かかった費用は、およそ2万3千円だ。

PCゲームが別物のようなキレイさと滑らかさになり、読み込みも早く、他の人と通話しながら長時間の配信も安定していた。
しかも「かかった費用はPS4やニンテンドースイッチ等のゲーム機よりも安い」と、とても喜んでもらえた。

ハッピーエンドだね。

ところで「4万円くらいのグラボ」という判断は、正直僕もわかる。
今のゲームを、とてもキレイな映像で快適に遊べるし「せっかくだから、しばらく安心できる性能のものを」なんて考えると3万円から5万くらいの性能の商品は別に間違いじゃない。むしろ良い選択かもしれない。
でもそれはケースバイケース。人による。

値段の割りに高性能な高コスパなグラボも、それは『ちゃんと予定通り使えたら』であって、使えないならただの無駄だ。

初心者とか子供は、なんでも「○○の方が良いよ!」とか「○○が1番!」とか言いがちなんだけど(どっちが強いとか、最強、みたいな)一般社会とか、お仕事になると『何が足りなくて何が出来るか調べる』と言う行為が当たり前のように入る。
査定とか調査とかね。
その上で予算とか都合に合わせて「今回は○○にしましょう」と言うご提案をするものだ。人様のお金の使い方を助言するわけだからね、責任も伴う。
面倒くさくて退屈な話かもしれないけど、ちゃんと意味がある。大事なことなんだ。

社会経験のある大人の人なら、新卒の若い社員が安易に「出来ます!」とか「大丈夫です!」なんて言っちゃって、大事になったり、それを叱ったり、
また自分も働き始めの頃に、そういう経験をしたなあ、と耳が痛い人も居るのではないだろうか。

基本的にネットの配信で飛び交う「○○が良いよ」「○○にしなよ」はこういうものだ。
例えるなら診察もしないで、薬を出そうとするヤブ医者のようなもの。

薬を飲むのは自分、使うお金も自分のお金、無責任なアドバイスには気をつけよう。



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2017年5月7日日曜日

PUBGをキレイな画面で安定して配信するために


PUBG(PlayerUnknown's Battlegrounds)と言うPCゲームが世界的ヒットを飛ばす中、連日多くの配信者がPUBGを配信している。

それに伴ってPUBGを快適に遊んだり配信するための質問やアドバイスが飛び交っている。
このゲームは重い。
配信もするとなると結構パソコンに負担がかかる。

多くの人が、グラボだの、ラグだの、メモリだの、光回線だの「重たい原因は何だ!?」と犯人探しに躍起になっているようだが、どうも的外れで、見当違いの質問とアドバイスが散見されるので、まとめておく。

まず、グラボ(グラフィックボード・ビデオカード・GPU)だ。
グラボっていうのは、映像を担当する部品で、CGや動画やらに関わってくる。
パソコンでゲームをやる時に、きれいな映像を滑らかに表示するのに欠かせない重要な部品だ。

今GTX1070(約5万)を使ってる人が「PUBGが重いからツイキャスで高画質に配信できないGTX1080TI(約10万)にしようかと思っている」と言ってきた。

これはグラボが犯人だと思っている例だ。
そしてグラボの性能を口実にしている。

その人は僕の配信をとてもキレイだというのだが、僕はGTX1050TI(2万弱)を使っている。
その人が今使っている5万円くらいのGTX1070に比べて値段も性能も半分以下だ。

じゃあ、原因はグラボじゃないよね、犯人はグラボじゃない。
PUBGは確かに重いが、そこまで最新最高のグラボが必要と言う訳ではない。

そしたらみんな「じゃあ何なの?何が原因なの?早く言ってよ」って思考になりがちなんだけど、物事はそんなにシンプルじゃない。複雑で難しいものなんだ。

原因っていうのは、だいたい解決した後にわかる。
いや下手したら解決した後になっても原因はわからない。
でも解決したり改善したから、これでいいじゃないか。って言うことも多いんだ。

映画とか小説で考えてみよう。
お話も対象別の作り方があってね、子供向けはわかりやすくて、善悪が区別されてる。
最初に悪の組織のリーダーが「私が悪の組織のリーダーだ、人類を滅亡させる」って自分から言う。
そして次に正義の味方の組織が「我々は正義の為に戦うなんとか戦隊だ!出動!」って言う。
勧善懲悪ってやつだね、
この場合犯人は『悪の組織のリーダー』だよね?自分から名乗ってくれるから超わかりやすい。

複雑で多機能な高性能コンピューターと開発中のゲームソフトがこんなに分かりやすかったらどんなに楽なことだろう。
でも、残念ながらそうは行かない。

例えば大人向けの推理小説は、物語が終わって犯人がわかったり、読み終わってもハッキリとは、わかんなかったりする。

ゲームソフトは大人向けの推理小説より、もっと複雑なコードを書き足したり、書き直したりして作っていく。
だから何が原因かってことはゲームソフトを開発してる本人たちもハッキリとはわかんなかったりする。
現にPUBGの開発者もインタビューでも「○○に関しては調査中」とか「最適化が終わることはない」なんて言ってる。
これはゲーム開発において当たり前の事だ。

※ここまで読んで「なんだ、結局原因はわかんないのか。もっとズバッと原因は”メモリ何ギガ以上”とか”グラボは○○で決まり”とか言ってくれると思ってたのに」って思った人は読んでも理解できないからナントカ戦隊でも観ててね。

よって、これで1個重要なことの見分けがつく。
「CPUはcorei7が良いよ!メモリは16GBじゃないと駄目だよ!グラボはGTX1080が良いよ!回線は有線が良いよ!無線じゃ駄目だよ!」みたいなアドバイスは、ただの思いつき。
しかも、思いつきを断定してるから、幼稚な嘘だ。
これらの実態は、それらを言ってくる人が”そう思っただけ”なんだ。

こういう人は、たまたま当たってたら「ほら!やっぱり!僕わかっちゃったもん!えっへん!凄いでしょ!僕は天才!なんでもパソコン博士だよ!」って言いたいのかな?

「君もナントカ戦隊でも見てろ」って感じだね。

そして、これは質問する側にも言える。

「原因は光回線じゃ無いからですか?」とか「無線じゃだめですか?」って聞いてきた人が居るんだけど、回線なら実際の上下の速度と応答速度を色んなサーバー相手に測定したり、動画配信とPUBGでどれくらいの通信品質や速度が求められるか調べて、やっと「だいたい大丈夫そうだから、これくらいの設定でやってみよう」とか「通信回線を変えてみよう」程度のことが少しずつわかってくるものだ。

「光なら大丈夫」とか「無線じゃ駄目」とか、簡単に返事できるものじゃない。

そんな話をしてると、返事の説明は最後まで良く聞かずに「じゃあスペックですか?」って質問を割り込ませてきたりする。

さっきの話の通りで、この質問者も原因探し(犯人探し)をしているんだろうけど、これは質問するくせに返事は聞いてないわけだから、いつまでたっても良くなるわけないね。

返事聞かないなら質問しなきゃ良いのにね。意味ないじゃん。

質問してるのに、返事を聞く姿勢が「説明とかどうでも良いから、さっさと原因を教えてくれ」って感じで、『学ぼう、考えよう、調べよう、試そう』って気が全然無い。

当たるまで当てずっぽうで「Aですか?Bですか?Cですか?...」って延々と質問する。

別に無線でも快適に遊べる人も居るし、有線だから絶対大丈夫ってわけでもない。
ADSLやホームルーターでストレス無く遊んでる人も居るだろうし、光回線だって酷いのもある。

そして「スペックですか?」なんだ?
みんな何を持って「スペック」って言ってるんだ?

昔の高スペだって今の低スペだし、今の最新パーツもやがて低スペになるし。
来年出る最新パソコンだってモバイル省エネタブレットだったら低スペだよね。

この場合、目的を達成”できた”か”できなかった”か、と言う結果に対して始めて「十分なスペックだった」とか「○○のスペック不足だから買い増しや買い替えをしよう」って判断材料にするのはわかる。

しかし、何もする前から相手にスペック(性能・仕様・諸元)すら伝えずに「スペックですか?」って言うのは何が聞きたいんだ?エスパーじゃないぞ?

ちなみに先日、僕がパソコンの様子を見て配信の設定を手伝った人は、3年前に数万円で売られていた家庭用とか事務用のノートパソコンだ。
GPU(グラボ的なもの)はCPU内臓のオマケみたいなやつでGeForceとかRadeonはついてない。
つまりゲーミングじゃない。

その人は無料で自分から教えてくれる『知り合いの詳しい人』達から、色々聞いたそうで、結果、各々が思っただけの”決めつけ犯人探し”に影響されまくり、ゲームの設定も配信ツールの設定もグチャグチャにされて余計酷いことになっていた。

「○○だよ」「△△じゃない?」「□□が良いよ」と言われて振り回されて、その人らを信じて設定したりしたのに、無責任な彼らは改善しないとわかると、さんざん指図したくせに「もうパソコン買い替えなよ、そんな低スペじゃ無理だよw ゲーミングパソコンじゃないとPUBGは出来ないよ。20万円以上のデスクトップにしなよ」と、突き放されたそうだ(よくあるやつ)

彼らは「ただで教えてあげるよ」って言う割に、言う通りにしても全然良くならないし、言ってることがバラバラだし、結局は「買い替えな」と突き放すので、知る限り一番詳しい人である僕のところに「今のパソコンではPUBGが動かないので20万円~30万円くらいのゲーミングパソコンを買いたい。どれが良いかわからないので、選ぶのを手伝って欲しい」と言う相談で来た。

製品名を聞いて仕様を確認したところ、僕には似たスペックの同世代のパソコンでDBDを動かした経験があった。
よって僕は「まずは今のパソコンで動くかどうかは僕が様子を見て、本当に不可能だったり、動いたとしても動作に満足しないなら、その時買い換えを検討しよう」と提案した。

そして適した設定や調整をした所、PUBGは割とすんなり動作し、落ちることもなく安定して配信も出来た。

もちろんゲームは普通に遊べたし、操作も視点もスムーズだ。
ちゃんとゲームとして成立して現にキルも出来た。

よって事実としてPUBGは数年前のノートパソコンのCPU内蔵グラフィックでも動作する。しかも同時に動画配信も可能だ。しかもツイキャスどころかYou TubeLIVEでハイビジョン画質で出来た。

その結果に対し、本人もパソコンの買い換えは必要ないと感じ、20万円以上も浮いたと喜んでもらえた。

その人とは別に、去年、数十万円で買ったばかりのハイスペックゲーミングパソコンを使っている人がPUBGの配信を自力でしていたが、画面はガクガク、走るとグチャグチャ、動画配信はクルクルして、音は飛び飛びのプツプツ、やがて配信は終了してしまった。

前述のノートパソコンの人も、ただ20万円のパソコンを買っただけでは同じことになっていたかもしれない。

なら問題はスペックが『高いか低いか』ではなくて『目的やスペックに見合った設定や調整』だよね。
※もちろん性能は良い方が良いけどね。

上手く思い通りにいかない時に「ただスペックが足りない」って言うこと、それがいかに何の意味もないか伝わっただろうか。

そんな感じで適当なことを言って他人をかき乱し悪影響を与える本人は”教えてあげてるつもり”なので質が悪い。

似たようなケースはまだまだいっぱいある。

例えば「配信が重いならゲームのPUBGの画質設定は最低にしなよ」と、いきなり相手のパソコンの性能も聞かずに言う人がいっぱい居る。

対象者のグラボはGTX1080とか『画質設定が高でもウルトラでも余裕がある、新しくて高性能なグラボ』なのに、それを確かめずに言うから、もちろん全く改善しない。
そしたら「あれ?変わんなかった?w」っと笑ってごまかす。

そして、悪びれもせず、何も考えずに思いつきをコメントし続ける。

じゃあ回線じゃない?え?光回線?
じゃあCPUじゃない?え、最新のcorei7?
じゃあメモリじゃない?え?16GB載せてる?
じゃあ、ツイキャスの調子が悪いんだよwえ?他の人は普通に配信できてる?

これが延々と続く。
※見たことあるよね、こういうの。

PUBGはたしかに重いけど何十万円のハイスペックパソコンが必ず要るわけじゃない。
そして何十万円のパソコンがあっても、適した設定をしなければ配信は上手くいかない。

何も出来ないくせに教えたがる、迷探偵パソコン戦隊の見当ハズレの幼稚な知ったか決めつけ犯人探し『教えてあげるよ』に付き合っても時間の無駄だ。
むしろ悪化することが多い。

口実探しや、思いつきで犯人を決めつけるのはやめて、自分で試行錯誤して、よく考えて調べるか、贈り物やお礼にアマギフは安全で安心だ。



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2016年12月28日水曜日

ゲーム配信に必要なパソコンに関して 余計なお世話を見抜こう



ツイキャスのコメント欄を見てると、みな自由にコメントをしている。

当然だが、それが出来るのがツイキャスであり、迷惑行為をしたり、嘘をついたりすれば嫌われたり、場合によっては規約違反でBANされたりする。

ちなみに嘘というのは「事実と違う主張」のことであり、善意だろうが成立する。
原因が勘違いだろうが 悪気がなかろうが 間違えてようが 善意だろうが 嘘は嘘だ。
事実と違うのだから当然、間違いになる。

別に僕は監査する立場でもなんでもないので、他枠のコメントに対して「それは違うな、良くある間違いだな、そんなに言い切ったら嘘だな」と思っても放っとくのだが、その『善意の嘘』により多数のゲーム配信者が望まない結果に陥いるケースが多発しているので、今回ブログにまとめてみることにした。


【例1】 「思っただけ」

あるゲーム配信者が音ズレに悩まされていた。
※音ズレとは:ゲーム映像と音がずれる現象

・マリオがジャンプしたら同時に鳴るはずの音が、ジャンプした後になる。
・コインを取ったら効果音が後から聞こえる

それに対してコメント欄では
「電波!電波が悪いんじゃない?」
と言うコメントが多発
実際そのゲーム配信者は『Wi-Fi(無線ラン)』で配信していたため、「やっぱり!電波だよ!」と言うコメントも多発。

彼は親を説得して有線LANを窓から引き込むことに。

結果『症状は全く改善せず』

そのため僕が見てみた所、特殊な映像変換方法を取っていたため、オーソドックスな変換方式に変更した所、音ズレは直った。

なお、Wi-Fiでもアップロードは安定して数十Mbps出ており、電波状態はとても良かったため、もともと電波は関係なかった。

修正作業はたった数分で、機材などの追加購入も無い。
何ヶ月も悩んだり、親を説得して窓からケーブルを垂らす手間も費用も不要だったのだ。

そもそもWi-Fiが不安定で通信が途切れてもバッファリング(くるくる)が発生するだけで、音ズレが起きることは滅多にない。

ツイキャス利用者の大多数はスマホだ。
スマホは当然電波で通信し、クルクルしたり音や映像が止まったり、配信が切れたりして電波に困ることも多い。
だからツイキャスで何かあると「電波かな?」と電波を疑うことは自然だろう。

でもそれはスマホの話だ。

僕の枠でも何か配信上のトラブルが発生するとリスナーは「電波悪い」というコメントをすることがある。

だがその原因は電波じゃない。なぜなら僕は電波を経由せずに、全て有線のネットワークで配信しているから。

しかし「電波じゃない?」と言ったら、僕と違って影響を受け、手間と時間と費用をかけてしまう人もいる。
その配信者のことを思うなら、『思っただけ』の軽率な発言は控えるべきだ。


【例2】 「低スペにゲーム配信は無理?ゲーミングデスクトップパソコンが必要?」

あるゲーム配信者が、画面が止まってクルクルしたり、動きが激しいと画質が悪く乱れたりする現象に悩まされていた。

その人は6年前のノートパソコンを使っていて、CPUと言うパソコンの処理能力において最重要部品のグレードも下から二番目のPentium(corei3の下)

つまり「古くて安物のノートパソコン」を使っていた。

その人はリスナーから
「そんなんじゃゲーム配信なんて、できるわけがない」
「新しいデスクトップパソコンに買い替えたほうが良い」
「ゲーミングデスクトップパソコンに買い換えなきゃ無理だ」
と色んな人から何度も言われたそうだ。

それでも諦めずに他のゲーム配信者に相談して配信ツールを設定してもらったようだが、あまり改善せず、画質が悪く不安定だった。

結果その人自身も「高性能なゲーミングデスクトップパソコンを買い換えなきゃゲーム配信は出来ないのか」と諦めかけ、しかも高性能ゲーミングデスクトップパソコンを買うほどの金銭的余裕は無いため、ゲーム配信自体を辞めようとすら考えていた。

果たしてゲーミングデスクトップパソコンがないと、本当にゲーム配信は出来ないのだろうか?

なんだかおかしな話だ。

そもそも6年前からゲーム実況はあったし、ノートパソコンで配信してる人も居たはずだ。
当時のゲーム実況者は、みんな6年後の未来の高性能ゲーミングデスクトップパソコンに匹敵する特注コンピューターでも持っていたのだろうか?

もちろんそんな訳はないので、僕が様子を見てみたところ、大きな問題はすぐに見つかった。
不要なソフトがたくさん動いていたのだ。

Windows10にはアンチウイルスソフトが標準で入っているのだが、『何故か母が勝手に入れた』と言う、別のアンチウイルスソフトが、とてつもなく重い。

その人はPCで変なサイトを見たり 不正な手段で入手したソフトも使ったりしない。
パソコンはゲーム配信をするくらいにしか使っていない。
なら、そんな重たいアンチウイルスソフトは不要だろう。
丁寧に説明し同意を得た上で、それは消して、標準のアンチウイルスソフトを有効化した。

他にも使っていないパソコンメーカー製のプリインストールソフトがメモリやCPUの処理能力を削っていたので消した。

元々のパソコンの処理能力が低いのに、更に半分ほどを配信以外が専有していたのだ。
それらを無効化することで、処理能力に余裕ができた。それは画質や安定性に繋げることが出来る。

他のゲーム配信者に相談した場合よくあるのが、配信ツールの設定だけみるパターンだ。
配信ツールだけぺぺっと設定して、何もかも上手くいくなんてことは、そうそう無い。

今回のように不要なソフトが重いのかもしれないし、問題に対して原因は様々だ。


・機器の設置場所が悪くWi-Fiの電波を妨害するような配置になっている
・熱がこもって仕様通りの性能が出ていない
・PCゲームのグラフィック設定が重い
・デバイスドライバが古くて不安定

その上で、配信内容と処理能力に見合った配信設定を組んだ。
元々、ツイキャスのほとんどの視聴者はスマホだ。
スマホでは通信を削減するために再変換されていて、Wi-Fiで見てもPCより荒く、動きが固い。

よく「iPhoneでもきれいだよ」という人も居るのだが、それはその人の感想であって、PCとくらべて無いか、比べてもわからないか、お世辞だろう。

PCの方が滑らかで、きめ細かい。
きれいな配信をPCでみると、まるでYouTubeやDVDのようだ。(俺とか)

更に、その配信者は携帯ゲーム機の3DSや、アナログキャプチャーのゲームキューブ等のゲーム配信をする人だ。
最新のパソコンゲームやPS4じゃない。
今時のハイビジョン向けのゲームと違って文字も大きいし、元々の画面も荒い。

つまり無理に高画質にしなくても見やすい。

贅沢は言えないのでスマホでビューワーから見た時に支障が無い程度の画質設定にした。
別にその人は他の配信者と画質の競争をしているわけじゃない。

結果、リスナーは「きれい!マリオカートも見やすい!RPGの文字も全部読める!」と驚き 
配信者は「配信中ずっと安定してる!クルクルしない!」と安心して配信できるようになった。

高価なゲーミングパソコンを無理して買ったり、やりたい今のゲーム配信を諦めずに済んだ。

みんながPC向けにキレイな映像で最新のパソコンゲームを配信したいわけじゃない。
その人が満足行く結果であれば何の問題もない。

もちろん高性能パソコンの方が選択肢は広がるが、必要ない人に対して「ゲーミングデスクトップでなければゲーム配信は出来ない」と言うのは嘘だ。

本当は自分が理想とする『最新ハイスペックのゲーミングデスクトップパソコンによるハイクオリティ高画質ゲーム配信は出来ない』だろう?

それを求めていない人に対して嘘をついて誤解させて押し付けてどうする?

このケースの人が求めていたのは『今使ってるノートパソコンでも出来る改善』だ。

勧めても新しい高性能パソコンは買えないからパソコンメーカーも儲からない。
ゲーム配信者が1人引退するだけで、誰も求めていない結果になるところだった。

【例3】 「corei7は高性能?デスクトップなら大丈夫?性能は値段で決まる?」

ある人がcorei3のノートパソコンを使っていた。
設定を突き詰めれば、まだまだ改善の余地はあったのだが、その人はPCを買い替えた。

買い換える前にリスナーは良くこんなコメントをしていた。

「corei7が良いよ!」

「デスクトップパソコンの方が良いよ!」

「15万以上のやつじゃないと駄目だよ!」

その結果その人が新たに買ったパソコンは、
確かにcorei7のデスクトップパソコンで値段は21万円だった。

しかし、その製品は液晶一体型の薄型省スペース・デスクトップパソコンで、使っている部品はノートパソコン向けのものだったのだ。

ノートパソコン向けのパーツでデスクトップパソコンを作れば、液晶画面の筐体と一緒に部品を構成してスリムでコンパクトになる。

旧来のデスクトップパソコンはペットボトルの段ボール箱のような大きさで、人によってはダサくて邪魔くさい。

その人が買ったのは、テレビ代わりのエンターテイメントPCとか、たっぷり録画できるリビングPCと言ったタイプのものだ。

そして、そのPCに搭載されているcorei7は薄型モバイルノートパソコン向けのUシリーズと言うもので、省エネかつ低発熱を優先しているため、あまり性能は良くないものだったのだ。
あくまで『モバイル省エネ向けの中』のcorei7だ。

横綱は横綱でも児童のわんぱく相撲の横綱みたいな感じかな。

その性能は、なんとデスクトップ向けの3年前のcorei3より低い。
しかもcorei3のデスクトップパソコンは今5万円くらいで買える。

そして、その人はパソコンゲームもするのだが、肝心のグラフィックボードは非搭載。
後から増設も不可能で、おまけ程度の性能のCPU内蔵GPU(グラフィック)しかない。


※グラフィックボード(グラボ・ビデオカード)は こういうやつ↑CGとか映像の処理を担当するよ


それは買い換える前のノートパソコンに入っていたものと大差なく、設定を落とせばモンストルムやアウトラストは辛うじてプレイできるが、DBDは厳しいといった程度のものだ。
更にそれを配信するとなると、相当ハードルが高い。

実際アウトラストを配信したところ、ほとんどクルクルしていて、音も途切れ途切れで、とても快適な視聴と呼べる状態ではなかった。

そのため僕の方で配信設定を手伝い、アウトラスト程度なら安定して配信できるようにした。
※配信ツールの設定で大きく変わる。

しかし、それは前のノートパソコンでも設定や調整をすれば、不可能ではなかった。

ちなみに、調べたところ、今は16万も出せばPS4よりキレイな画面でゲームが出来る国内生産のノートパソコンが買える。※GTX1060(GTX980相当) corei7HQ(HQはUより約2倍早い)搭載

デスクトップなら9万(液晶無し)程度だ。※ゲーミング液晶は2万以下で買えるから余裕を持って見積もっても11万で買える

色々な事情もあって、そのパソコンを買ったそうだが、
「corei7で21万円もするデスクトップパソコンを買ったのだから大丈夫だろう」と安心していたら、お世辞にもパソコンゲームに向かない物を選んでいたとは、なんとも残念だろう。

別にゲーム配信と言うのは、ノートパソコンでも、corei7じゃなくても、15万円以下でも出来る。

グラフィックボード非搭載のデスクトップパソコンもいっぱいあるし、
同じcorei7グレードの中でも性能の差は数倍あるし、
パソコンの価格はゲーミング性能の目安とは言えない。

自分が使ってる物とか、見聞きしただけのカタログスペックではなく、相手の用途に合わせて総合的なことを考慮して発言しないと、こんな事態にもなる。という例だ。


【例4】 「ゲームのグラフィック品質と 動画の画質の違い」

あるゲーム配信者がDBDの配信を良くやっている。
DBDを配信すると極めて重く、ゲーム配信(配信ツール)では無く、標準配信や高画質配信を利用している。
事情を聞くと配信ツールで配信は出来たが重すぎるそうだ。

しかし実際の所、OBSやXSplitと言った配信ツールは重くも出来るが、軽くも出来るので、標準配信や高画質配信で用いられるデスクトップキャプチャーソフトと呼ばれるNDCやメニカムより軽くすることも出来る。

画質と重さはトレードオフではあるがイコールではない。
「まあまあキレイで、結構軽い」と言う事もできるのだ。

よって具体的にはメニカムより軽い負担の設定にしたOBSでも、メニカムより綺麗で滑らかにゲーム配信をすることは出来る。

そして、その人はリスナーや他の配信者に配信ツールの相談をすることにした。
しばらくして配信ツールで配信するようになったが、その配信動画の映像はガクガクでぐちゃぐちゃだ。
お世辞にもキレイとはいえないし、正直見てて辛い。

しばらくして拝見すると、また配信ツールをやめて高画質配信(デスクトップキャプチャー)を利用している。

どうしたのかと話を聞いてみると、相談相手にあまり詳しい人は居なかったようで、配信ツールの画質は改善されず。
『これ以上は2万円のビデオカード(グラフィックボード)が必要』と言われたそうだ。

残念ながら、それはおかしい。

・そもそもDBDがデスクトップキャプチャーで配信できているようなら前述の理由で配信ツールを用いれば、より綺麗で滑らかに配信できる。

・俺は750tiと言う安くて省エネで大した性能がないグラボでDBDの配信をキレイにしている。これは今1万円で買える。一年前の2015年でも15,000円程度だった。※二万円しねーじゃん

・そもそもグラフィックボードとはDBDのゲーム自体のグラフィックを、より高画質で滑らかに動かすことを目的にした部品であり、動画配信の画質がガクガクでぐちゃぐちゃなのとは違う。
元のゲームのグラフィックが綺麗で滑らかに越したことはないのだが、グラフィックボードを挿したからと言って、動画配信の映像も勝手にキレイになるわけじゃない。

であれば「これ以上は2万円のビデオカードが必要」は嘘だ。事実と違う。

『目安として2万円くらいのビデオカードならDBDをキレイで滑らかで安定したプレイができる』なら間違いじゃないが、当人にはそのように伝わっていないし、そもそも目的(動画配信映像の改善)とは違う。
似てるかもしれないが異なるものだ。

実態は「動画配信ツールのことはよくわからなかったから、とりあえず高性能な部品へ変更を提案した」といったところか。

これは家庭用ゲーム機で例えると

『PS3のグラセフのゲーム配信の映像が汚い』と言う案件に対して
『PS4とPS4版のグラセフに買い換えよう』と提案するのと大差ない。

問題はそこじゃない。
問題はゲーム自体のグラフィックのクオリティじゃなくて動画配信の画質だ。

動画配信の画質というのはDVDで例えるとわかりやすい。

『ノイジーで見辛い、DVDとは思えないほど汚い映像のDVD』と
『観ている最中、画質なんか気にもならずに没頭できるクリアな映像のDVD』のようなものだ。

初期のDVDは酷くて、数年後に高画質なHDリマスター版とか、同じ作品が発売し直されたよね※エヴァンゲリオンとか

同じタイトルのDVDでも、素人が適当にDVDにしたために不適切に変換されたノイジーなDVDと、映像に詳しい専門家が適切に変換したクリアなDVDがある。

同じツイキャスの同じゲームの配信で、同じ配信ツールを使っても画質に大きな差があるのはこういう映像のノウハウの部分だ。

※同じゲームの画面が、映像ノウハウにより動画配信の画質に差が出るイメージ



『グラフィックボードの画質向上』とは、DVDの中に収められた映画のCGのクオリティの差のようなもので、動画の画質とは別の問題なのだ。

結果この人は僕に設定の相談をする。と言う選択をとったため、『二万円のグラフィックボード』とやらを買わずに、現状のcorei5内蔵GPUのまま、キレイで見やすいDBD配信をしている。

更に2万円のビデオカードを買い足せば、よりゲームはきれいになるが、僕に設定の相談をせずに、ただ2万円のビデオカードを買い足しても、動画配信映像の画質改善にはならなかった。

だから結局、配信ツールの使い方を学ぶか、本当に詳しい人に協力してもらって適切な設定にするしかない。

それを経て、更に高画質や滑らかさを求める人が、より高性能なパソコンやグラフィックボードを必要に応じて買うのは全く問題ない。

しかし目の前の問題を片付けず、必要性や目的を理解せずにゲーミングパソコンや高性能グラフィックボードを買ったところで根本的な解決にはならない。(それらを買っても配信映像は自動でキレイにはならない)

よく「低スペだから」と口実にする人が居るが、今のパソコンで特に処理落ち(くるくる現象)等が無いならば、同じ設定で高スペックパソコンで配信したとしても出力される映像の画質は同じだ。

CPUがcorei3からcorei7になろうが、ビデオカード750tiから1060になろうが、全て同じ設定で同じ映像を出せば画質は一緒だ。

高スペックパソコンに適した高画質設定にできて、初めて高画質になる。

そもそも、僕が最近までゲーム配信で使っていたパソコンは8年も前の古いパソコンに後からGTX560と言う、これまた5年も前の古いビデオカードを取り付けたもの。
※日進月歩のグラフィックボードで5年前は、かなり古い

それでも「凄い高画質ですね。やっぱり最新のハイスペックパソコンなんですか?」と何度も聞かれた。
話をしてみると、むしろその人たちのほうが僕より新しくて高性能なパソコンだった。

ちなみに、ツイキャスで高画質な他のゲーム配信者の”ゆたぽん”や”がおさん”も偶然ながら同時期、同世代の古いパソコンを使っていた。
彼らもよく調べ、調整し、とてもキレイな画面で配信をしている。
彼らも「最新のハイスペックパソコン」とやらでは無いのにね。


【まとめ】 なぜこんな嘘つきが多いのか

ほとんどの人が、ろくに設定もせずに配信して「重い」「汚い」「切断された」を経験する。

それを経て、少し設定をいじり始めても、ニコ生主等が参考までに公開している設定(X264詳細プリセット等)を意味もわからずに、丸写しをして、自分のパソコンには合わず、”くるくる”してまともに配信できないか、大してキレイにもならない。※プリセットは設定の例であり、別に映像がキレイになる内緒の裏技ではない

その後わからないところを調べたり、いろんな設定を試して自分の環境と目的にあったものを探せばいいのに、それはせず、電波や、デスクトップパソコンやCPUやグラフィックボードが良いやつじゃないから無理だと『口実探しを始める』
※現に「私のパソコンは低スペだから」と言ってる人が第4世代のcorei7(十分なスペック)だったりしたこともある。

そして原因を確かめなければ、不要で改善されない、有線化や、デスクトップパソコンや、グラボを買って、手間や時間やお金を浪費するのだ。

そうならないためにも、買い換える前に、今のパソコンで出来ることをやって、試行錯誤をしよう。
それが最も大切なことだ。
それで改善することは多いし、その経験と知識は、買い替えたとしても役に立つのだから。

そしてデスクトップパソコンやグラフィックボードを「これが良いよ」「これがないとだめだよ」「今のままじゃできるわけないよ」と言ってくる連中には「なぜ?なんのために?」と理由を聞いてみよう。

本当に詳しい人の親切なら、その必要性を相手が理解できるように丁寧に言葉を選んで説明してくれるはずだ。
現状で出来る限りの対策をして、それでは解決できない部分のために「これを買うと○○もよく出来ます。そのために必要です」とね

それが出来る人達なら、僕のようにこう言われているはずだ。
「ハッシーさんのおかげでプツプツしなくなった」
「ハッシーさんのおかげで買い換えなくて済んだ」

だが残念なことに、殆どの人たちは使っているPCに適した配信設定から目を背け、ろくに調べも試行錯誤もせずに、知識も身に着けず買い替えた人達だ。

親切ではなく『自分の買い物を正当化たいが故の独りよがりなアドバイス風の自分語り』が多過ぎる。

十分な性能の高級ノートパソコンを使っている人に対して、そのノートパソコンの仕様も聞かずに「ノートパソコンなんかじゃ駄目だよ、高性能なゲーミングデスクトップパソコンじゃないと出来ないよ」と、言っている人を何人も見かけた。

そういう人は、そもそもPCでゲームはするけど配信したこと無い人達も多いから映像のことはわからないため「最新のビデオカード買うと滑らかになるよ」とか的はずれなことを言ったりする。

仮説になるが、おおよそこんな感じなんじゃないだろうか。

「ゲーミングパソコンの方が良いよ」の実態は「なに買えば良いか、よくわかんないから僕はゲーミングパソコンを買ったよ」※聞いてない

「高性能なビデオカードを買わなきゃ駄目だよ」の実態は「動画配信ツールの設定は良くわからないけど、僕は高性能なビデオカードを買ったらパソコンゲームが滑らかで快適になったよ」※だからどうした

そうじゃないなら原因を特定して解決できるはずだ、出来ないなら、わかんないのに自分が知ってることを教えたいだけだろ。

そして、こういうことを書くと「高性能パーツじゃないと本当に高品質な配信はできないぞ、設定だけじゃダメだぞ」とか今何の話をしてるか理解できない人も出てくる。

話が広がるが、人間はそういう性質がある。
自分の費やした努力や時間 投資したお金を否定したくない。

小さい頃から一緒に育った飼い犬とか死んだら辛いでしょ。
何年も苦労して建てた家が燃えたり、新車で事故ったら悲しいよね。

要は『大きくて邪魔で電気代も高いゲーミングデスクトップパソコンを、せっかく買ったのに』と言う自分本位な思考が強すぎるのではないかと。

そういう思考で「ゲーム配信が上手くいかない、画質が悪くて、カクカクする」と聞いたら「最新のゲーミングデスクトップパソコンを買いなよ!ノートなんかじゃ駄目だよ!デスクトップパソコンの方が良いよ!最新のグラフィックボードとcorei7にしなよ!」っと、つい口走ってしまうのではないかと。

そして「いや、それは別にデスクトップじゃ無くても出来るよ」と言う人が居たら「僕はせっかくデスクトップ買ったのに!ムッキー!僕のゲーミングデスクトップパソコンは無駄だったっていうのかよ!ふざけんな!嘘つき!デスクトップの方が良いんだ!」と頭が沸騰するのかもしれない。

※余談だが、こういう人たちがたくさん居るから、人間は違う文化や宗教の人を殺したり迫害したり酷いことをしてきたんだと思う。

別に「ノートパソコン”でも”良い」は「ノートパソコンの方が良い」や「デスクトップパソコンよりノートパソコンの方が良い」では無いのだが、『どっちが良い』でしか物を考えられず、自分に気に食わないものは不愉快になる幼稚な思考では「デスクトップの方が絶対良いんだ!」と言い張るだけになってしまうのも頷ける。

だから「ノートで十分」とか「ノートでも出来る」に対する返事は「デスクトップの方が良い」ばかりだ。まるで噛み合ってない。

ところで、実は僕もcorei7だし、デスクトップパソコンを使っている。
ゲーム用にグラボも取り付けているので、要はゲーミングデスクトップパソコンだ。

でも、これは自分にとって必要で欲しいから買った物だ。
他人には関係ない。

だから、万人に勧めたりしないで、相手の話を伺って目的と状況をよく理解してから「あなたのやりたいことは今のノートパソコンでも大丈夫だよ」っと言える。
「ノートとデスクトップどっちが良いとか、要望ある?」ともね。

もちろん全然性能が満たなくて、無理だと判断して伝えた上で、本人の要望が「デスクトップみたいに大きなパソコンでも良いから値段の割に高性能なパソコンに買い替えたい」と言う要望であれば、価格の割に高性能なパソコンとか、評判が良いものを一緒に選んで案内したりする。
結果「ハッシーさんに相談したら数万円も浮いて本当に良かった、ありがとうございました。」と言われる。

だからゲーミングデスクトップパソコン自体は全く否定してない。
今の事例のような当たり前のプロセスを踏まずに『不要な人にも、いきなり強く推してゲーミングデスクトップパソコンに買い換えさせようとするのはおかしいよね』と言う当たり前の話をしているだけだ。

と言うか、現状を調べて可能な限りの改善や対策をしないで、いきなり「高性能パソコンに買い換えよう」なんて「何の知識も技術もありません」と言っているに等しいのだが。
なら、そんな人に相談する必要もないよね。

本当に何も出来ない状態ならともかく、ほとんどのケースで俺が設定を手伝えば目をみはるほどの改善が起きる相手に対して『高性能への買い替え』ばかり口にするなら、無知な素人なのに口挟んでるだけでしょ。

ここまで読んでパソコンが良くわからない人に、健康やダイエットで例えよう。
太っている理由なんて人それぞれなのに、
「運動しなきゃ駄目だよ」
「もっと野菜食べると良いよ」
「良く噛んで食べると良いよ」
といきなり教え口調で言ってくる人達が居る。※無知なPCオタクにソックリ

その人達はそれで痩せたのかもしれないが(痩せてもいないのに言ってるとしたらもっと酷いが)

人が太ってる理由は様々なので、もし対象が『運動して、毎日たくさん野菜を良く噛んで食べているにも関わらず太っている人』だったらどうする気なんだろう、違うじゃないか。

後から「あくまで一般論に決まってんじゃん」とか「私はそれで痩せたんです」と言い訳するのだろうか。

適切なのは、まずは対象の調査だ。(相手のことを考える)
そして知識と照らし合わせ原因がわかってから「あなたは砂糖の入った飲料を摂りすぎですね、お茶やお水に変えて、砂糖入り飲料を減らせますか?」と伝えて初めてアドバイスだ。

仕事でもなんでも、だいたいのことは同じだと思うんだけど、出来ない人多いよね。
可能性の高い原因を洗い出して仮説を立てて、検証していくと言うことをせずに、ただ思ったことを「わかった」とか「これだよ」と決めつける子たち。

だから別にゲーム配信のことも、パソコンとかの専門的な知識の問題じゃなくて『大した知識もなく、相手の状況も事情も知らないくせに、自分が思い込んでるだけの話を、聞かれてないのに教えようとする、幼稚さと身勝手さ』が原因かと。

「画面がカクカクする」→「デスクトップパソコン買いなよ!」じゃなくて
やるべきなのは「画面がカクカクする」→「配信やゲームの設定を見てみようか」ではないかと。

配信で誰も聞いていないのに「○○の方が良いよ!」とか「どうして○○にしないの?w」とか指図したりネタバレしたりして、後から「アドバイスしてあげたのに」と言い訳したり「教えてもらったくせに」と逆ギレしたりする自分勝手キッズと本質は同じで、幼稚で言葉を知らないのではないかと。
※○○をcorei7とかデスクトップパソコンにするとピッタリハマるね!

・ゲーム配信に必要な性能のパソコンなのだろうか?
・問題が発生している原因はなんだろう?
・不要なソフトは負担になってないだろうか?
・配信ツールの設定は適切か?

こういうことを、質問したり、調べたり、一緒に設定したり、手伝ったりしないで、

「デスクトップパソコン!」
「corei7!」
「グラフィックボード!」
「ゲーミングパソコン!」

と唱える様子は、まるで怪しい勧誘か宗教団体のようだ。

幼稚で無責任な『自称パソコンの大先生』に実態を知って、余計なお世話を見抜こう。
使うのは、あなたの時間と金だ。



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2016年12月11日日曜日

ニンテンドースイッチ高性能の秘密



2016年12月現在 ゲーム情報サイトではニンテンドースイッチの性能の話題で持ちきりだ。
任天堂が来月までスイッチの仕様を公表しない。そして電池駆動で持ち運べると言うコンセプトのため、果たして2017年のゲーム機としてふさわしい性能なのか?スマホ程度じゃないのか?と噂されているのだ。




もちろんゲーム機の性能とゲームの面白さに直接的な関係はないのだが、前回任天堂はWiiUで痛い目を見た。

WiiUがとても性能が悪かったし、開発環境も悪かったため、発売時期の近いPS4やXboxONEのゲームはもちろん、なんと7年ほど前に発売したPS3やXBOX360のゲームを移植するのも困難だったのだ。

その困難さを理解するためにスマホで例えよう。
みんなはパソコンやスマホでデータを人に渡したことがあると思う、写真とかね。
iPhone6の人がiPhone5Sに写真を送るのはすごく簡単だ。
ハードとソフトの仕様が近いから難なく送れる。
LINEやツイッターなどのサービスも同等に利用できる。

でも相手が10年も前のガラケーだったとしよう。
相手のガラケーに写真を送るのも一苦労。

なんとかメールで送ったとする。
しかし写真が大きすぎて開けない。
そこで、相手のガラケーの仕様を調べて、画像編集ソフトで320x240で30KB以内に変換して、やっと相手が開けたとする。

簡単に例えると。これが移植だ。

写真一枚でこの労力。
では、ゲームで扱われる何万という膨大な画像やキャラクターモデル、ステージマップ、動画、音声のファイル全部を変換する事を考えてみよう。
時間と人手がかかる。つまり金がかかる。

しかも使っているCPUの種類が違うから、今までのプログラムは使えない。
同じ動作をするプログラムを組み直さなくてはいけない。
それでやっと動いても思い通りのクオリティ 動作速度ではない。
ここから気の遠くなるような最適化作業が始まる。

まずこの時点でWiiUにゲームを出したいけどお金も人も足りないから出せないと言う会社が続出する。
そのおかげでソフトの数が少ない、だからWiiUを買った人は、みんなマリオカートとスプラトゥーンを買った。
この2作品は大ヒットしたが、逆に言うと、これしか買うソフトがなかったんだ。
しょうがないから、その後出たマリオメーカーもたくさんの人が買った。

PS4には遊びきれないソフトが毎月たくさん発売されて、そのほとんどがXboxONEとウィンドウズにも出た。

その結果PS4が史上最速と言われる早さでたくさん売れて、WiiUは本体も全然売れなかった。

過去にゲームキューブが大失敗と言われていて、マイクロソフト家庭用ゲーム機 初参戦の初代XBOXにも負けたんだけど、WiiUはそのゲームキューブよりも売れなかった。

だから、さっき話した大変な移植作業を経てWiiUで発売してもゲームが売れる見込みがなかったんだ。
頑張ればWiiUに移植できそうなソフトも発売されることはなかった。

だからWiiUの人はスプラトゥーンを毎日プレイして、みんな達人になり、マリオカートで何年も遊んだ。

任天堂の開発環境に「WiiU変換ソフト」みたいなものがあって、変換開始ボタンを押したらパソコンが自動で変換する様子を開発者がコーヒー飲みながら眺められたら、WiiUにも最新ゲームがたくさん出たんだろうけどね。
WiiUにはそんな性能も開発環境も無かったんだ。

そこで本題のニンテンドースイッチなんだけど、これはWiiUより高性能だと言われている。
最新のタブレット向けのチップをカスタムして載せている。

噂なんだけど充電ドックに装着した状態の性能を1.0だとすると、持ち運び時で0.5
参考にXboxONEが1.3でPS4が1.8 WiiUが0.35だ。

これだけの性能があるなら最新ゲームの移植もし易い。

しかもCPUはスマホ等で世界で最も普及しているCPUのARM
GPUはゲーミングPCで一番人気のNVIDIAだ

しかし本当にこれだけの性能があるのだろうか?
最新のスマホやタブレットは、たしかに高性能でアプリによってはPS4と間違えるほどきれいなグラフィックの画面を描く。
でも不安定でスムーズとは言えない。しかも発熱がすごい。
カクカクしたり落ちたりもする。

「このゲームすごくきれいだなあ」と思って遊んでいたら、すぐにスマホが熱々になった経験はないだろうか。
その時スマホのCPUやGPUは動作速度を抑えて動かしている状態なんだ。

しばらくほっといて、冷えたら快適になったりするよね。

スマホは世界的にも防水が標準化されてきていて、パソコンやゲーム機と違ってウィーンと小型扇風機のようなファンはおろか通気口もないから熱が苦手だ。
排熱が出来ればもっと性能をあげられるんだけどね。

そこで、ニンテンドースイッチだ。
ゲーム機で防水は知る限り無い。ゲーム機に防水という常識や先入観はない。
お風呂に防水スマホを持ち込む人は居ても、3DSやWiiUを持ち込む人はなかなかいない。

そこでニンテンドースイッチの公開映像を観察してみた。

なんと巨大な通気口があるじゃないか!
※こんな端子はないし、スピーカーは別の場所に見える

しかも車載クリップのような装置には通気口を塞がないようなスリットが下部に開いている※右下の細いの
これで謎が解けた。

冷たい空気が暖まると上に流れるのは義務教育で習ったとおり。
ニンテンドースイッチは背面下部のスリットから空気を吸い→チップの熱で温まった空気は上の通気口から勝手にどんどん出ていく。
自然で効果的な放熱だ。

スマホに、こんな巨大な通気口がある機種はない。

そして専用ドック装着時は性能が倍になる理由も頷ける

ドック装着時はコンセントから安定した給電が確保できる。
このドックの背面には、もしかして小型で薄いファンのようなものが有るのかもしれない。
なら、安定した電力と、効果的な冷却を実現して倍の処理能力で動かすことも現実的だ。

持ち運び時はWiiUと同じ画面解像度720P(ハイビジョン)で動作させ、ドック接続で性能が倍になったら画面解像度もおよそ倍の1080P(フルハイビジョン)で動作させるというのも開発負担の少なさと、実用上の効果の上でも合理的だ。

この冷却能力こそがニンテンドースイッチ高性能の秘密だ。

よりパワーアップしたスプラトゥーンやマリオカート、そして色んなメーカーの最新ゲームが持ち運べる来年のゲーム体験に期待しようじゃないか。



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2016年9月8日木曜日

新型PS4発表 気になる違いは?



新型プレイステーション4が発表されました。
今回から2モデルに分かれるので、ちょっと分かり難くなりました。

よって簡単に説明します。

・PS4 Slim(CUH-2000AB01)

従来より小型軽量で省エネ化もされています。
USBや無線LANもパワーアップして5,000円値下げの29,980円

性能は今までのPS4と同じなので「普通にPS4で遊びたい」と言う人にオススメの機種ですね

PS2とPS3が、だんだん安く、小さくなっていった感じの、お買い得なPS4です。

9月15日発売です

・PS4 Pro(CUH-7000BB01)


高性能なPS4です。
その性能は通常のPS4の倍以上!
大きさ、重さ、消費電力、その全てが初期型のPS4よりも大きなモンスターマシンです。

フルハイビジョンの4倍のきめ細かい映像や、美しいグラフィック、なめらかなプレイを見越した高性能版です。

更に従来のゲームタイトルもゲームソフト側のアップデートにより、なめらかになったりきめ細かくする事が可能です。
※ゲームソフトの会社がアップデートを作って提供してくれたらの話

お気に入りのタイトルがより快適に美しい映像で遊べるかもしれません。
※人気ゲームCOD BO3は既にPRO対応を表明済み

あとは、アップデートが提供されなくても、場所によってはカクカクしてたシーンが滑らかで安定する可能性もあるようです。
※レースゲームで車が何台も密接してドリフトするとガクガクしてたのが解消されるなど

「パソコンやスマホを高性能な最新機種に買い換えたら快適になる」というイメージに近いですね。

性能は従来の倍ですが値段は1万円高の44,980円

発売は11月10日です。

・まとめ
どちらのPS4でも全てのPS4タイトルが遊べ、オンライン対戦や協力プレイも出来ます。
「○○はPS4 Proじゃないと遊べない」等の事はないので、各自の事情に合わせて選びましょう。

例えば下記のように

「今までのPS4でも十分キレイだし安くて省エネで小さいのは嬉しい」→PS4 Slim

「より綺麗な映像で楽しみたい、多少大きくて消費電力が高いのなんか気にならない」→PS4 Pro

どちらもAmazonで予約受付中です。
発売日間近は品切れや転売が予想されるため、買うつもりの人は予約してはいかがですか。




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