ツイキャスのコメント欄を見てると、みな自由にコメントをしている。
当然だが、それが出来るのがツイキャスであり、迷惑行為をしたり、嘘をついたりすれば嫌われたり、場合によっては規約違反でBANされたりする。
ちなみに嘘というのは「事実と違う主張」のことであり、善意だろうが成立する。
原因が勘違いだろうが 悪気がなかろうが 間違えてようが 善意だろうが 嘘は嘘だ。
事実と違うのだから当然、間違いになる。
別に僕は監査する立場でもなんでもないので、他枠のコメントに対して「それは違うな、良くある間違いだな、そんなに言い切ったら嘘だな」と思っても放っとくのだが、その『善意の嘘』により多数のゲーム配信者が望まない結果に陥いるケースが多発しているので、今回ブログにまとめてみることにした。
【例1】 「思っただけ」
あるゲーム配信者が音ズレに悩まされていた。
※音ズレとは:ゲーム映像と音がずれる現象
・マリオがジャンプしたら同時に鳴るはずの音が、ジャンプした後になる。
・コインを取ったら効果音が後から聞こえる
それに対してコメント欄では
「電波!電波が悪いんじゃない?」
と言うコメントが多発
実際そのゲーム配信者は『Wi-Fi(無線ラン)』で配信していたため、「やっぱり!電波だよ!」と言うコメントも多発。
彼は親を説得して有線LANを窓から引き込むことに。
結果『症状は全く改善せず』
そのため僕が見てみた所、特殊な映像変換方法を取っていたため、オーソドックスな変換方式に変更した所、音ズレは直った。
なお、Wi-Fiでもアップロードは安定して数十Mbps出ており、電波状態はとても良かったため、もともと電波は関係なかった。
修正作業はたった数分で、機材などの追加購入も無い。
何ヶ月も悩んだり、親を説得して窓からケーブルを垂らす手間も費用も不要だったのだ。
そもそもWi-Fiが不安定で通信が途切れてもバッファリング(くるくる)が発生するだけで、音ズレが起きることは滅多にない。
ツイキャス利用者の大多数はスマホだ。
スマホは当然電波で通信し、クルクルしたり音や映像が止まったり、配信が切れたりして電波に困ることも多い。
だからツイキャスで何かあると「電波かな?」と電波を疑うことは自然だろう。
でもそれはスマホの話だ。
僕の枠でも何か配信上のトラブルが発生するとリスナーは「電波悪い」というコメントをすることがある。
だがその原因は電波じゃない。なぜなら僕は電波を経由せずに、全て有線のネットワークで配信しているから。
しかし「電波じゃない?」と言ったら、僕と違って影響を受け、手間と時間と費用をかけてしまう人もいる。
その配信者のことを思うなら、『思っただけ』の軽率な発言は控えるべきだ。
【例2】 「低スペにゲーム配信は無理?ゲーミングデスクトップパソコンが必要?」
あるゲーム配信者が、画面が止まってクルクルしたり、動きが激しいと画質が悪く乱れたりする現象に悩まされていた。
その人は6年前のノートパソコンを使っていて、CPUと言うパソコンの処理能力において最重要部品のグレードも下から二番目のPentium(corei3の下)
つまり「古くて安物のノートパソコン」を使っていた。
その人はリスナーから
「そんなんじゃゲーム配信なんて、できるわけがない」
「新しいデスクトップパソコンに買い替えたほうが良い」
「ゲーミングデスクトップパソコンに買い換えなきゃ無理だ」
と色んな人から何度も言われたそうだ。
それでも諦めずに他のゲーム配信者に相談して配信ツールを設定してもらったようだが、あまり改善せず、画質が悪く不安定だった。
結果その人自身も「高性能なゲーミングデスクトップパソコンを買い換えなきゃゲーム配信は出来ないのか」と諦めかけ、しかも高性能ゲーミングデスクトップパソコンを買うほどの金銭的余裕は無いため、ゲーム配信自体を辞めようとすら考えていた。
果たしてゲーミングデスクトップパソコンがないと、本当にゲーム配信は出来ないのだろうか?
なんだかおかしな話だ。
そもそも6年前からゲーム実況はあったし、ノートパソコンで配信してる人も居たはずだ。
当時のゲーム実況者は、みんな6年後の未来の高性能ゲーミングデスクトップパソコンに匹敵する特注コンピューターでも持っていたのだろうか?
もちろんそんな訳はないので、僕が様子を見てみたところ、大きな問題はすぐに見つかった。
不要なソフトがたくさん動いていたのだ。
Windows10にはアンチウイルスソフトが標準で入っているのだが、『何故か母が勝手に入れた』と言う、別のアンチウイルスソフトが、とてつもなく重い。
その人はPCで変なサイトを見たり 不正な手段で入手したソフトも使ったりしない。
パソコンはゲーム配信をするくらいにしか使っていない。
なら、そんな重たいアンチウイルスソフトは不要だろう。
丁寧に説明し同意を得た上で、それは消して、標準のアンチウイルスソフトを有効化した。
他にも使っていないパソコンメーカー製のプリインストールソフトがメモリやCPUの処理能力を削っていたので消した。
元々のパソコンの処理能力が低いのに、更に半分ほどを配信以外が専有していたのだ。
それらを無効化することで、処理能力に余裕ができた。それは画質や安定性に繋げることが出来る。
他のゲーム配信者に相談した場合よくあるのが、配信ツールの設定だけみるパターンだ。
配信ツールだけぺぺっと設定して、何もかも上手くいくなんてことは、そうそう無い。
今回のように不要なソフトが重いのかもしれないし、問題に対して原因は様々だ。
例
・機器の設置場所が悪くWi-Fiの電波を妨害するような配置になっている
・熱がこもって仕様通りの性能が出ていない
・PCゲームのグラフィック設定が重い
・デバイスドライバが古くて不安定
その上で、配信内容と処理能力に見合った配信設定を組んだ。
元々、ツイキャスのほとんどの視聴者はスマホだ。
スマホでは通信を削減するために再変換されていて、Wi-Fiで見てもPCより荒く、動きが固い。
よく「iPhoneでもきれいだよ」という人も居るのだが、それはその人の感想であって、PCとくらべて無いか、比べてもわからないか、お世辞だろう。
PCの方が滑らかで、きめ細かい。
きれいな配信をPCでみると、まるでYouTubeやDVDのようだ。(俺とか)
更に、その配信者は携帯ゲーム機の3DSや、アナログキャプチャーのゲームキューブ等のゲーム配信をする人だ。
最新のパソコンゲームやPS4じゃない。
今時のハイビジョン向けのゲームと違って文字も大きいし、元々の画面も荒い。
つまり無理に高画質にしなくても見やすい。
贅沢は言えないのでスマホでビューワーから見た時に支障が無い程度の画質設定にした。
別にその人は他の配信者と画質の競争をしているわけじゃない。
結果、リスナーは「きれい!マリオカートも見やすい!RPGの文字も全部読める!」と驚き
配信者は「配信中ずっと安定してる!クルクルしない!」と安心して配信できるようになった。
高価なゲーミングパソコンを無理して買ったり、やりたい今のゲーム配信を諦めずに済んだ。
みんながPC向けにキレイな映像で最新のパソコンゲームを配信したいわけじゃない。
その人が満足行く結果であれば何の問題もない。
もちろん高性能パソコンの方が選択肢は広がるが、必要ない人に対して「ゲーミングデスクトップでなければゲーム配信は出来ない」と言うのは嘘だ。
本当は自分が理想とする『最新ハイスペックのゲーミングデスクトップパソコンによるハイクオリティ高画質ゲーム配信は出来ない』だろう?
それを求めていない人に対して嘘をついて誤解させて押し付けてどうする?
このケースの人が求めていたのは『今使ってるノートパソコンでも出来る改善』だ。
勧めても新しい高性能パソコンは買えないからパソコンメーカーも儲からない。
ゲーム配信者が1人引退するだけで、誰も求めていない結果になるところだった。
【例3】 「corei7は高性能?デスクトップなら大丈夫?性能は値段で決まる?」
ある人がcorei3のノートパソコンを使っていた。
設定を突き詰めれば、まだまだ改善の余地はあったのだが、その人はPCを買い替えた。
買い換える前にリスナーは良くこんなコメントをしていた。
「corei7が良いよ!」
「デスクトップパソコンの方が良いよ!」
「15万以上のやつじゃないと駄目だよ!」
その結果その人が新たに買ったパソコンは、
確かにcorei7のデスクトップパソコンで値段は21万円だった。
しかし、その製品は液晶一体型の薄型省スペース・デスクトップパソコンで、使っている部品はノートパソコン向けのものだったのだ。
ノートパソコン向けのパーツでデスクトップパソコンを作れば、液晶画面の筐体と一緒に部品を構成してスリムでコンパクトになる。
旧来のデスクトップパソコンはペットボトルの段ボール箱のような大きさで、人によってはダサくて邪魔くさい。
その人が買ったのは、テレビ代わりのエンターテイメントPCとか、たっぷり録画できるリビングPCと言ったタイプのものだ。
そして、そのPCに搭載されているcorei7は薄型モバイルノートパソコン向けのUシリーズと言うもので、省エネかつ低発熱を優先しているため、あまり性能は良くないものだったのだ。
あくまで『モバイル省エネ向けの中』のcorei7だ。
横綱は横綱でも児童のわんぱく相撲の横綱みたいな感じかな。
その性能は、なんとデスクトップ向けの3年前のcorei3より低い。
しかもcorei3のデスクトップパソコンは今5万円くらいで買える。
そして、その人はパソコンゲームもするのだが、肝心のグラフィックボードは非搭載。
後から増設も不可能で、おまけ程度の性能のCPU内蔵GPU(グラフィック)しかない。
※グラフィックボード(グラボ・ビデオカード)は こういうやつ↑CGとか映像の処理を担当するよ
それは買い換える前のノートパソコンに入っていたものと大差なく、設定を落とせばモンストルムやアウトラストは辛うじてプレイできるが、DBDは厳しいといった程度のものだ。
更にそれを配信するとなると、相当ハードルが高い。
実際アウトラストを配信したところ、ほとんどクルクルしていて、音も途切れ途切れで、とても快適な視聴と呼べる状態ではなかった。
そのため僕の方で配信設定を手伝い、アウトラスト程度なら安定して配信できるようにした。
※配信ツールの設定で大きく変わる。
しかし、それは前のノートパソコンでも設定や調整をすれば、不可能ではなかった。
ちなみに、調べたところ、今は16万も出せばPS4よりキレイな画面でゲームが出来る国内生産のノートパソコンが買える。※GTX1060(GTX980相当) corei7HQ(HQはUより約2倍早い)搭載
デスクトップなら9万(液晶無し)程度だ。※ゲーミング液晶は2万以下で買えるから余裕を持って見積もっても11万で買える
色々な事情もあって、そのパソコンを買ったそうだが、
「corei7で21万円もするデスクトップパソコンを買ったのだから大丈夫だろう」と安心していたら、お世辞にもパソコンゲームに向かない物を選んでいたとは、なんとも残念だろう。
別にゲーム配信と言うのは、ノートパソコンでも、corei7じゃなくても、15万円以下でも出来る。
グラフィックボード非搭載のデスクトップパソコンもいっぱいあるし、
同じcorei7グレードの中でも性能の差は数倍あるし、
パソコンの価格はゲーミング性能の目安とは言えない。
自分が使ってる物とか、見聞きしただけのカタログスペックではなく、相手の用途に合わせて総合的なことを考慮して発言しないと、こんな事態にもなる。という例だ。
【例4】 「ゲームのグラフィック品質と 動画の画質の違い」
あるゲーム配信者がDBDの配信を良くやっている。
DBDを配信すると極めて重く、ゲーム配信(配信ツール)では無く、標準配信や高画質配信を利用している。
事情を聞くと配信ツールで配信は出来たが重すぎるそうだ。
しかし実際の所、OBSやXSplitと言った配信ツールは重くも出来るが、軽くも出来るので、標準配信や高画質配信で用いられるデスクトップキャプチャーソフトと呼ばれるNDCやメニカムより軽くすることも出来る。
画質と重さはトレードオフではあるがイコールではない。
「まあまあキレイで、結構軽い」と言う事もできるのだ。
よって具体的にはメニカムより軽い負担の設定にしたOBSでも、メニカムより綺麗で滑らかにゲーム配信をすることは出来る。
そして、その人はリスナーや他の配信者に配信ツールの相談をすることにした。
しばらくして配信ツールで配信するようになったが、その配信動画の映像はガクガクでぐちゃぐちゃだ。
お世辞にもキレイとはいえないし、正直見てて辛い。
しばらくして拝見すると、また配信ツールをやめて高画質配信(デスクトップキャプチャー)を利用している。
どうしたのかと話を聞いてみると、相談相手にあまり詳しい人は居なかったようで、配信ツールの画質は改善されず。
『これ以上は2万円のビデオカード(グラフィックボード)が必要』と言われたそうだ。
残念ながら、それはおかしい。
・そもそもDBDがデスクトップキャプチャーで配信できているようなら前述の理由で配信ツールを用いれば、より綺麗で滑らかに配信できる。
・俺は750tiと言う安くて省エネで大した性能がないグラボでDBDの配信をキレイにしている。これは今1万円で買える。一年前の2015年でも15,000円程度だった。※二万円しねーじゃん
・そもそもグラフィックボードとはDBDのゲーム自体のグラフィックを、より高画質で滑らかに動かすことを目的にした部品であり、動画配信の画質がガクガクでぐちゃぐちゃなのとは違う。
元のゲームのグラフィックが綺麗で滑らかに越したことはないのだが、グラフィックボードを挿したからと言って、動画配信の映像も勝手にキレイになるわけじゃない。
であれば「これ以上は2万円のビデオカードが必要」は嘘だ。事実と違う。
『目安として2万円くらいのビデオカードならDBDをキレイで滑らかで安定したプレイができる』なら間違いじゃないが、当人にはそのように伝わっていないし、そもそも目的(動画配信映像の改善)とは違う。
似てるかもしれないが異なるものだ。
実態は「動画配信ツールのことはよくわからなかったから、とりあえず高性能な部品へ変更を提案した」といったところか。
これは家庭用ゲーム機で例えると
『PS3のグラセフのゲーム配信の映像が汚い』と言う案件に対して
『PS4とPS4版のグラセフに買い換えよう』と提案するのと大差ない。
問題はそこじゃない。
問題はゲーム自体のグラフィックのクオリティじゃなくて動画配信の画質だ。
動画配信の画質というのはDVDで例えるとわかりやすい。
『ノイジーで見辛い、DVDとは思えないほど汚い映像のDVD』と
『観ている最中、画質なんか気にもならずに没頭できるクリアな映像のDVD』のようなものだ。
初期のDVDは酷くて、数年後に高画質なHDリマスター版とか、同じ作品が発売し直されたよね※エヴァンゲリオンとか
同じタイトルのDVDでも、素人が適当にDVDにしたために不適切に変換されたノイジーなDVDと、映像に詳しい専門家が適切に変換したクリアなDVDがある。
同じツイキャスの同じゲームの配信で、同じ配信ツールを使っても画質に大きな差があるのはこういう映像のノウハウの部分だ。
※同じゲームの画面が、映像ノウハウにより動画配信の画質に差が出るイメージ
『グラフィックボードの画質向上』とは、DVDの中に収められた映画のCGのクオリティの差のようなもので、動画の画質とは別の問題なのだ。
結果この人は僕に設定の相談をする。と言う選択をとったため、『二万円のグラフィックボード』とやらを買わずに、現状のcorei5内蔵GPUのまま、キレイで見やすいDBD配信をしている。
更に2万円のビデオカードを買い足せば、よりゲームはきれいになるが、僕に設定の相談をせずに、ただ2万円のビデオカードを買い足しても、動画配信映像の画質改善にはならなかった。
だから結局、配信ツールの使い方を学ぶか、本当に詳しい人に協力してもらって適切な設定にするしかない。
それを経て、更に高画質や滑らかさを求める人が、より高性能なパソコンやグラフィックボードを必要に応じて買うのは全く問題ない。
しかし目の前の問題を片付けず、必要性や目的を理解せずにゲーミングパソコンや高性能グラフィックボードを買ったところで根本的な解決にはならない。(それらを買っても配信映像は自動でキレイにはならない)
よく「低スペだから」と口実にする人が居るが、今のパソコンで特に処理落ち(くるくる現象)等が無いならば、同じ設定で高スペックパソコンで配信したとしても出力される映像の画質は同じだ。
CPUがcorei3からcorei7になろうが、ビデオカード750tiから1060になろうが、全て同じ設定で同じ映像を出せば画質は一緒だ。
高スペックパソコンに適した高画質設定にできて、初めて高画質になる。
そもそも、僕が最近までゲーム配信で使っていたパソコンは8年も前の古いパソコンに後からGTX560と言う、これまた5年も前の古いビデオカードを取り付けたもの。
※日進月歩のグラフィックボードで5年前は、かなり古い
それでも「凄い高画質ですね。やっぱり最新のハイスペックパソコンなんですか?」と何度も聞かれた。
話をしてみると、むしろその人たちのほうが僕より新しくて高性能なパソコンだった。
ちなみに、ツイキャスで高画質な他のゲーム配信者の”ゆたぽん”や”がおさん”も偶然ながら同時期、同世代の古いパソコンを使っていた。
彼らもよく調べ、調整し、とてもキレイな画面で配信をしている。
彼らも「最新のハイスペックパソコン」とやらでは無いのにね。
【まとめ】 なぜこんな嘘つきが多いのか
ほとんどの人が、ろくに設定もせずに配信して「重い」「汚い」「切断された」を経験する。
それを経て、少し設定をいじり始めても、ニコ生主等が参考までに公開している設定(X264詳細プリセット等)を意味もわからずに、丸写しをして、自分のパソコンには合わず、”くるくる”してまともに配信できないか、大してキレイにもならない。※プリセットは設定の例であり、別に映像がキレイになる内緒の裏技ではない
その後わからないところを調べたり、いろんな設定を試して自分の環境と目的にあったものを探せばいいのに、それはせず、電波や、デスクトップパソコンやCPUやグラフィックボードが良いやつじゃないから無理だと『口実探しを始める』
※現に「私のパソコンは低スペだから」と言ってる人が第4世代のcorei7(十分なスペック)だったりしたこともある。
そして原因を確かめなければ、不要で改善されない、有線化や、デスクトップパソコンや、グラボを買って、手間や時間やお金を浪費するのだ。
そうならないためにも、買い換える前に、今のパソコンで出来ることをやって、試行錯誤をしよう。
それが最も大切なことだ。
それで改善することは多いし、その経験と知識は、買い替えたとしても役に立つのだから。
そしてデスクトップパソコンやグラフィックボードを「これが良いよ」「これがないとだめだよ」「今のままじゃできるわけないよ」と言ってくる連中には「なぜ?なんのために?」と理由を聞いてみよう。
本当に詳しい人の親切なら、その必要性を相手が理解できるように丁寧に言葉を選んで説明してくれるはずだ。
現状で出来る限りの対策をして、それでは解決できない部分のために「これを買うと○○もよく出来ます。そのために必要です」とね
それが出来る人達なら、僕のようにこう言われているはずだ。
「ハッシーさんのおかげでプツプツしなくなった」
「ハッシーさんのおかげで買い換えなくて済んだ」
だが残念なことに、殆どの人たちは使っているPCに適した配信設定から目を背け、ろくに調べも試行錯誤もせずに、知識も身に着けず買い替えた人達だ。
親切ではなく『自分の買い物を正当化たいが故の独りよがりなアドバイス風の自分語り』が多過ぎる。
十分な性能の高級ノートパソコンを使っている人に対して、そのノートパソコンの仕様も聞かずに「ノートパソコンなんかじゃ駄目だよ、高性能なゲーミングデスクトップパソコンじゃないと出来ないよ」と、言っている人を何人も見かけた。
そういう人は、そもそもPCでゲームはするけど配信したこと無い人達も多いから映像のことはわからないため「最新のビデオカード買うと滑らかになるよ」とか的はずれなことを言ったりする。
仮説になるが、おおよそこんな感じなんじゃないだろうか。
「ゲーミングパソコンの方が良いよ」の実態は「なに買えば良いか、よくわかんないから僕はゲーミングパソコンを買ったよ」※聞いてない
「高性能なビデオカードを買わなきゃ駄目だよ」の実態は「動画配信ツールの設定は良くわからないけど、僕は高性能なビデオカードを買ったらパソコンゲームが滑らかで快適になったよ」※だからどうした
そうじゃないなら原因を特定して解決できるはずだ、出来ないなら、わかんないのに自分が知ってることを教えたいだけだろ。
話が広がるが、人間はそういう性質がある。
自分の費やした努力や時間 投資したお金を否定したくない。
小さい頃から一緒に育った飼い犬とか死んだら辛いでしょ。
何年も苦労して建てた家が燃えたり、新車で事故ったら悲しいよね。
要は『大きくて邪魔で電気代も高いゲーミングデスクトップパソコンを、せっかく買ったのに』と言う自分本位な思考が強すぎるのではないかと。
そういう思考で「ゲーム配信が上手くいかない、画質が悪くて、カクカクする」と聞いたら「最新のゲーミングデスクトップパソコンを買いなよ!ノートなんかじゃ駄目だよ!デスクトップパソコンの方が良いよ!最新のグラフィックボードとcorei7にしなよ!」っと、つい口走ってしまうのではないかと。
そして「いや、それは別にデスクトップじゃ無くても出来るよ」と言う人が居たら「僕はせっかくデスクトップ買ったのに!ムッキー!僕のゲーミングデスクトップパソコンは無駄だったっていうのかよ!ふざけんな!嘘つき!デスクトップの方が良いんだ!」と頭が沸騰するのかもしれない。
※余談だが、こういう人たちがたくさん居るから、人間は違う文化や宗教の人を殺したり迫害したり酷いことをしてきたんだと思う。
別に「ノートパソコン”でも”良い」は「ノートパソコンの方が良い」や「デスクトップパソコンよりノートパソコンの方が良い」では無いのだが、『どっちが良い』でしか物を考えられず、自分に気に食わないものは不愉快になる幼稚な思考では「デスクトップの方が絶対良いんだ!」と言い張るだけになってしまうのも頷ける。
だから「ノートで十分」とか「ノートでも出来る」に対する返事は「デスクトップの方が良い」ばかりだ。まるで噛み合ってない。
ところで、実は僕もcorei7だし、デスクトップパソコンを使っている。
ゲーム用にグラボも取り付けているので、要はゲーミングデスクトップパソコンだ。
でも、これは自分にとって必要で欲しいから買った物だ。
他人には関係ない。
だから、万人に勧めたりしないで、相手の話を伺って目的と状況をよく理解してから「あなたのやりたいことは今のノートパソコンでも大丈夫だよ」っと言える。
「ノートとデスクトップどっちが良いとか、要望ある?」ともね。
もちろん全然性能が満たなくて、無理だと判断して伝えた上で、本人の要望が「デスクトップみたいに大きなパソコンでも良いから値段の割に高性能なパソコンに買い替えたい」と言う要望であれば、価格の割に高性能なパソコンとか、評判が良いものを一緒に選んで案内したりする。
結果「ハッシーさんに相談したら数万円も浮いて本当に良かった、ありがとうございました。」と言われる。
だからゲーミングデスクトップパソコン自体は全く否定してない。
今の事例のような当たり前のプロセスを踏まずに『不要な人にも、いきなり強く推してゲーミングデスクトップパソコンに買い換えさせようとするのはおかしいよね』と言う当たり前の話をしているだけだ。
と言うか、現状を調べて可能な限りの改善や対策をしないで、いきなり「高性能パソコンに買い換えよう」なんて「何の知識も技術もありません」と言っているに等しいのだが。
なら、そんな人に相談する必要もないよね。
本当に何も出来ない状態ならともかく、ほとんどのケースで俺が設定を手伝えば目をみはるほどの改善が起きる相手に対して『高性能への買い替え』ばかり口にするなら、無知な素人なのに口挟んでるだけでしょ。
ここまで読んでパソコンが良くわからない人に、健康やダイエットで例えよう。
太っている理由なんて人それぞれなのに、
「運動しなきゃ駄目だよ」
「もっと野菜食べると良いよ」
「良く噛んで食べると良いよ」
といきなり教え口調で言ってくる人達が居る。※無知なPCオタクにソックリ
その人達はそれで痩せたのかもしれないが(痩せてもいないのに言ってるとしたらもっと酷いが)
人が太ってる理由は様々なので、もし対象が『運動して、毎日たくさん野菜を良く噛んで食べているにも関わらず太っている人』だったらどうする気なんだろう、違うじゃないか。
後から「あくまで一般論に決まってんじゃん」とか「私はそれで痩せたんです」と言い訳するのだろうか。
適切なのは、まずは対象の調査だ。(相手のことを考える)
そして知識と照らし合わせ原因がわかってから「あなたは砂糖の入った飲料を摂りすぎですね、お茶やお水に変えて、砂糖入り飲料を減らせますか?」と伝えて初めてアドバイスだ。
仕事でもなんでも、だいたいのことは同じだと思うんだけど、出来ない人多いよね。
可能性の高い原因を洗い出して仮説を立てて、検証していくと言うことをせずに、ただ思ったことを「わかった」とか「これだよ」と決めつける子たち。
だから別にゲーム配信のことも、パソコンとかの専門的な知識の問題じゃなくて『大した知識もなく、相手の状況も事情も知らないくせに、自分が思い込んでるだけの話を、聞かれてないのに教えようとする、幼稚さと身勝手さ』が原因かと。
「画面がカクカクする」→「デスクトップパソコン買いなよ!」じゃなくて
やるべきなのは「画面がカクカクする」→「配信やゲームの設定を見てみようか」ではないかと。
配信で誰も聞いていないのに「○○の方が良いよ!」とか「どうして○○にしないの?w」とか指図したりネタバレしたりして、後から「アドバイスしてあげたのに」と言い訳したり「教えてもらったくせに」と逆ギレしたりする自分勝手キッズと本質は同じで、幼稚で言葉を知らないのではないかと。
※○○をcorei7とかデスクトップパソコンにするとピッタリハマるね!
・ゲーム配信に必要な性能のパソコンなのだろうか?
・問題が発生している原因はなんだろう?
・不要なソフトは負担になってないだろうか?
・配信ツールの設定は適切か?
こういうことを、質問したり、調べたり、一緒に設定したり、手伝ったりしないで、
「デスクトップパソコン!」
「corei7!」
「グラフィックボード!」
「ゲーミングパソコン!」
と唱える様子は、まるで怪しい勧誘か宗教団体のようだ。
幼稚で無責任な『自称パソコンの大先生』に実態を知って、余計なお世話を見抜こう。
使うのは、あなたの時間と金だ。
ツイート
【教えてハッシーさんリンク】
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ツイキャスライブ
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