2019年8月12日月曜日

人工知能の話2 ホストとキャバ嬢は人工知能に置き換わるのか?


以前、人工知能の話しをしてから1年以上が経過した、その間も色んな事があったし、人工知能は、ますます広く使われている。

SoftbankがAI(人工知能)に投資する10兆円規模のファンドを2つも作ったりしてる。

人工知能AIが報道されることが多く、リスナーさんや他の配信者の方からも「水商売が人工知能に置き換わると思いますか?」なんて質問を最近受けた。

しかし、実感ない人も多いだろう「研究所か何かの話かな?」と思った人も多いかもしれない。
むしろ「いやいや人工知能なんか全然広まってないじゃん」って考えてる人も少なくないだろう。

しかし実は身近な日常で人工知能は活躍の場を広げている

みんなはグーグルマップを使ったことが有るだろうか?

あれも先日ゼンリンからの提供ではなくGoogle独自のマップが自動作成されるようになった。
しかも道路の混雑状況やら電車の遅延まで様々な情報がリアルタイムで知れる、とても知的な振る舞いの便利な地図になった。

僕は何も設定していないのに普段使ってる道路を勝手に学習して「○○道が何分の渋滞です」なんて交通案内の通知がスマホに届く。

仕組みは今までストリートビューで撮影された画像と、それに紐付けられた位置情報。
更にスマホ利用者の位置情報や移動速度だ。

その膨大な情報を深層学習(現代の人工知能の手法)で解析して実用データ化してグーグルマップのサービスに反映している。

大量のデータから色々なことが判断できる
「スマホが時速50キロで移動してる」よって、ここに車道が有る
「スマホが何百個も毎日決まった時間に定期的に時速130キロで移動している」なら、ここに電車が有る。

更にストリートビューの写真と照らし合わせれば「ここは○○線○○駅と△△駅の間の区間だ」と言った感じだ。

これを人間が判断すると膨大すぎて作業量が現実的じゃないし、人件費も凄い。プライバシーの問題もある。

使ってる人に合わせて時間帯や代替ルートの提示なんて人力じゃとても出来ないだろう。

でも人工知能が自動でそういったデータを元に地図を作成してくれたら、そういった問題も解決だ。人工知能は24時間365日休まず無休で働いてくれる。まるで映画か夢のような話だ。

もちろん今までゼンリンとか地図の会社がバイクや車や自転車で実際に移動して回って写真を撮ってメモを取って人間の手と足で地図を作るのも素晴らしい仕事だが、人工知能の仕事量は比べ物にもならない。

そしたら人力では限界があった山道とか田舎道とか都会の抜け道も、くまなく地図に出来る。

なんならコンビニの駐車場を通り抜ける車が多すぎて、そこが道路として地図に表示されてしまったくらいだ。

これを聞いて「じゃあ全然駄目じゃんw」という人も居るが、こんな事は人間が判断して修正すれば良い。

もちろん人間が一個一個を手作業で修正するんじゃなくて「駐車場通り抜けとかは道として判断してはいけない。駐車場の条件はこういうものだ」と人工知能に学習させれば良い。

人工知能がありふれる未来をイメージできない否定的な人は、ここら辺の認識が甘いのだろう。

別に人工知能の制作は子供の宿題じゃない
「イキナリ完成!出来た!終わり!触っちゃ駄目!」なんてナンセンスなルールはない。※いい歳して、こういう思考の人多いよね

少しずつ良いものにしてけばいいだけだし、作ってる過程で、もっと良いものや面白いアイディアが有れば、それを作っても良い。

予期せぬ挙動をとったとしても、それは失敗ではない。
「今できることはこの程度だ」という現状評価にすぎない。

例えば毎日交通事故を起こす自動運転では話にならないが50年に一回なら人間が運転するよりも安全だろう。
そして20年に一回くらいの見込みなら車メーカーは一般販売を始めるだろう。
「絶対に事故を起こさない自動運転が出るまで乗らない」という考えの人は乗らなければ良い。
性能の向上や改善で1000年に1回程度の見込みになったら、誰も事故の心配などしないだろう。

企業はロードマップって言って「この3年間で、これくらい進展しました」「今後3年間で、こういう計画を進めます」って発表したりするんだけど見たことないかな?

今は結構なサービスが「完成、出来た、終わり」じゃないんだ。
リリース後も改善の繰り返しが当たり前。

特に人工知能こそ改善だ。だって学習なのだから。

最初は特定のことにしか使えないものが、有る時点で実用レベルになる。
こういうのをブレイクスルーって言ったりする。

例えば昔のコンピューターは静止画像を表示するのに1分とかかかった。
性能が改善したりソフトウェアが洗練させれたら1秒とか0.1秒とかで高速に画像を表示できる様になる。

そしたらある瞬間「画像の表示が早い」から「動画が再生できます」になって体験自体が変わる。※一般的な動画を言い換えると、それは毎秒30枚の連続する静止画だ。

CGだって昔は1枚出力するのに1日とかかかった。それを後からまとめて動画にしてCG映画にしたりしてた※トイ・ストーリーとかはこうやって作ってる。

そして計算能力の向上と、計算を間引いても目立たないものを削っていったら1秒で30枚表示できるようになった。
そしたらフルCGの動画じゃなくてフルCGのゲームが作れる。
バーチャファイターとかリッジレーサーとか20年以上前の3DCGゲームの黎明期は、こういう感じだった。

そして製造技術とか設計の進歩で処理能力が向上していったら、より精密な画面とか豊かな表現を多用して今のPS4のゲームみたいな3DCGゲームになったわけだ。

PCゲームをしている人なら、わかりやすいだろう。
グラフィッククオリティや解像度を調整して滑らかにしたり、光や影の表現を豊かにしたり、PCを買い替えて性能が向上したら、それらが両立できたり。

ネットがない頃みたいに、お店で製品を買ってきて、買った時点で出来るか出来ないか判断する必要はないんだ。

今の若い人ならスマホアプリとかゲームのアップデートとかで慣れ親しんでると思うんだけど、若い人も結論を急ぐから不思議だ。

人工知能は時に人間を凌駕するが、それも結果の一つに過ぎず「人工知能は完璧だ」って言い張る必要もない。

ちょっと、ここら辺の認識や考え方が幼稚というか、お粗末な人が多いのだろう。
漫画とかの影響だろうか。
まあ、未知のものに対して理解度が低いのは、当然だ。

ところでGoogleは自動運転の研究もしてるので、将来自動運転の車が往来をバンバン走れば、それがストリートビューの代わりをして毎日最新の情報をGoogleに提供してくれる。

なぜなら自動運転の車は自動運転が可能なのほどの高性能なセンサーもカメラも備えているわけだから、それが出来る。

お店の名前はもちろん閉店や開店、その地域の様子。
しかも機械的な味気ない数字じゃなくて「10時開店だけど実際は94%の確率で9時40分くらいから開いてる」なんて生々しい情報も得られるだろう。

建物や地形の大きさや高さ、海抜まで正確に記録して随時修正されるわけだ。
とてもじゃないが人力では対抗できない。これが人工知能だ。

現実の地図が、最初から3Dデータが存在するゲームのマップみたいに正確にデータ化されて行く。

一般の人がこれを知る必要はないだろう。でも工事とか災害対策とか防犯対策をしてる人たちには、とても有益な情報だろう。
Googleは一般人に便利な無料地図を提供して、情報を集めて精査して、それが必要な会社に売れば良いのだ。

更に屋内測位技術も進歩してきているので、駅の中の乗り換えも、どの通路を通って、どんな電車に乗るかまでわかるようになる。

それを反映すれば地方の人や外国の人が初めて新宿駅に来ても正確にナビが出来る。

こういう段々と進歩して人工知能は、真面目な人間が頑張る以上の成果を自動で作成出来たりする。

だからみんなは今の話を聞いて『人工知能とはグーグルマップを制作するコンピューターの学習するタイプのソフトみたいな物のことか』って認識できれば良い。

言い換えていくと
今まで人間じゃないと出来なかった高度で複雑なことをコンピューターに任せられる。
よって人間が膨大な工数をかけて実現していたような作業が低いコストで実現できるようになった。

100人が1年かけていた様な作業が15分で終わったりする。
だから大企業じゃないと出来なかったようなことが個人でもできるようになる。

こういう考え方が身についてると「なら人工知能は便利だし、確かに既に身近かもしれないね」ってなるんだけど、未だに『ターミネーター』とか『ドラえもん』みたいな物をイメージしてる人はピンとこないだろう。

それは人工知能じゃなくてアンドロイドとかロボットだからね。
それの頭脳を担当するのは、確かに人工知能だけど、ロボットそのものは人工知能じゃなくて身体を模した機械だから。

ここらへんのことは、以前描いたシンギュラリティに関する投稿が詳しいから、より深く知りたい人はそれを読んでね。

さて最近の人工知能の説明をした所で、題名のホストやキャバ嬢の話なんだけど、先日水商売をしてるリスナーさん(おそらく女性)から、こんな質問を貰ったんだ

「水商売も将来は人工知能に置き換わることは有るのでしょうか?」ってね

その返答は「うん、なる。って言うかもうなり始めてる」って僕は答えたんだ。

どういうことかって言うと

まず、既にイチナナとかツイキャスとかYouTubeLIVEとか生放送には投げ銭があって、そこには、お兄さんとかお姉さんが居るじゃん。

素敵なお兄さんとか、カワイイ女の子の配信でコメントしたり通話したり、投げ銭投げたりしながら発泡酒でも飲んだら、それってもう、ほとんど水商売じゃない?

しかもキャバクラやホストクラブに行くより圧倒的に安いよね。

そしてそれは近未来の話じゃなくて、今
だから「もう、そうなってる」

置き換わると言うか、そういう「手軽で便利で安い新しい物に客や市場を取られていく」と言うことなんだ。

それに対してマッチングとかターゲッティングとかコンテンツ制作のアシストとかに人工知能はすでに一部使われているし、より多くのものに使われ行く。

既にティックトックとかのオススメ欄的なページは人工知能が利用者の利用傾向を読んでで個別に選ばれた動画が出てる。

なにもSF映画みたいなハイテク技術で、わざわざキャバ嬢とかホストのアンドロイドなんか作らなくても良いわけ。
人工知能は、判断力など知能と呼べる能力を持ったコンピューターであって、さっき言ったようにロボットやアンドロイドじゃない。

わざわざ水商売アンドロイドにリアルの店舗で働かせるなんて30年前のSF映画の発想だ。

現実はむしろスマホとかタブレットで手軽にハイクオリティな体験にアクセスする感じ。
人工知能はネットの向こう側。グーグルマップの制作と同じ。

従来は人を雇ったり場所を借りたり実際に赴いたりする必要があったものがデジタル情報に置き換わってコストが下がったり、多くの人に届けられたりする感じ。

今はフルCGの映画をストリーミングで世界中に届けられるけど、昔は演者も観客も時間を決めて同じ場所に集まって演劇やオペラを見たりしてた。
そういう変革。

そして映像なら安いし、今の技術でも結構色んな事が出来る。
そして結構多くの人が映像で十分楽しめちゃう。

もちろんオペラや演劇だって、現代に残ってる。
行きたい人は行けばいい。別に誰も邪魔はしない。
でも利用者は圧倒的に動画配信サイトのほうが多いよね?

そしてリアルタイムで演じる演劇やオペラと違って、撮り直したり編集したりVFXで、よりリッチで精密な表現や演出が出来る。

「その場で演じる演劇の素晴らしさは~」って演劇好きの人に言われても「そうなんだ、凄いね、でもテレビやスマホで良いや」って人が多いよね。

劇場に行かなくていいし、値段も安いし。

そして今はVtuber(ブイチューバー)とかも有るよね。外見すら見せてないし、ツイキャスのイケボとかカワボも画像だったりするよね。

あれって一つの仮想化で、カワイイとかカッコいいを画像とかCGに置き換えてるわけよ。
置き換えは本物には敵わないかって言うと、その通りなんだけどさ、それで満足できちゃう人も多いわけ。

例えば本物の車をカスタマイズしてサーキットに行ったり、プロのレーサーにならなくても、そういうことが出来るレースゲームを楽しいと思う人たちがたくさん居るわけでレースゲームは何百万本とか売れて新作もバンバン出ててシリーズ累計8,000万本突破とか、大人気なわけ。

それに比べて現実で車は売れなくなって、国内では実用的な大きめの軽自動車が主流だよね、海外だってEVとかマイルドハイブリッドとか、そんなニュースが多い。

反論は出来るだろう「ゲームじゃ現実の車をカスタマイズして本当にレースする楽しさには及ばない」って。もちろん、そうだろう。

僕もよく分かる。だって実は僕も本物の車が好きで、最近は友達と「ホンダのS660を借りてサーキットに行って、そしてカートに乗ろう。レースしよう。」なんて話をしている。
もはや今時じゃあ、この程度でも珍しいくらい車好きだと思う。

車は好きだけど、現代の実態はこうだよねって言う見解を話してる。

そして現実に、何百万円も払って車を買って、タイヤやらガソリンやら保険やら税金やら車検やらカスタムパーツやら修理やらって毎年何十万円も維持費を払い、半日使ってサーキットまで行って何回か走って帰ってくるなんて、手間も時間も、お金も負担が大きい。怪我のリスクや医療費も考えたら大変だ。

それに比べてシミュレーターなら現実では手が出ないような数千万円や数億円のスーパーカーやレーシングカーで世界中のサーキットを好きなだけ走り込めるカーシミュレーター系のゲームが数千円で手に入る。
もちろん安全で快適な家で遊べる。その額だったら子供だって、フリーターの人でも買えるし、なんなら無料ゲームだってある。

90年代以前に若者がスポーツカーを買っていた時代には、ただ単にネットもPS4もスマホも無かったんだ。

サッカーとか野球のゲームとかも同じだね。
サッカーゲーム好きな人だって本物のサッカーも好きな人多いでしょ?

なら、たくさんの人が遊ぶに決まってる。
「どっちが良いか」じゃなくて、安いとかタダの「こっちも楽しい」で人は流れていくわけ。

言われてみれば当たり前のことでしょ?

だから「本物の○○じゃないと、この楽しさは」とか「そんなんじゃ人は満足しない」なんて意見は見当外れと言うか、何の意味もない頭の固い思い込みを主張している過ぎないのよ。
歴史を知らないと言いますか。

新しいものが好きな人は案外古くから有るものも好きで、逆に「古い物のほうが絶対良い」って人は新しいものが理解できない”だけ”だったりする。要は老害。

現実の車も楽しいけど、レーシングシミュレーターも楽しいって概念が理解できない。
ただ単に頭が固いだけ「絶対にデスクトップパソコンの方が良い」って言い張ってる人と同じ。

みんなは今、家にIHとかガスコンロとか湯沸かし器とか使うでしょ?LED照明とか蛍光灯とか。

毎日、山で薪拾って火をおこす?明かりはロウソクを使う?
キャンプとか無人島なら良いけど、毎日は嫌でしょ?

「やりたい人だけ勝手にやれば?」って感じだし、昔はそれしかなかった時代の人が「そんなのは本物の火でも明かりでもないぞ」みたいなこと言ってきても「邪魔くせえ老害だな」って感じだよね。

だからネットもなかった昭和の頃とかは「大人になったら、しっかり働いて、たくさん稼いで、良い時計とカッコいい車買って、きれいな女の人と美味い酒を飲んで」みたいな価値観が有った。

だって、他に選択肢がなかったから。
街には公衆電話、駅では紙の切符をハサミで切って貰ってたときの価値観。

でも。それから携帯とかネットとかスマホとかゲームとか第三のビールとか動画サイトとか個人の生放送とか、安くて手軽な娯楽や手段が増えていって、過去に重宝されていて主流だった物が廃れていったり、市場が縮小するのは当たり前の事なんだ。

だってYouTubeとかツイキャス見てFortniteと荒野行動とエイペックスで遊んでたら1日が終わるよね?これ全部無料だよ?Twitterもインスタグラムも

そして別に水商売だけじゃなくて「若者の○○離れ」なんて話もあるけど、それは選択肢が増えたって事でも有る。所得も減ったしね。

だからコスパなんて言葉もあるけど安くて良いものが現れたら、高くて手間がかかるものが縮小したり消えるなんて当たり前の現象なんだ。

昔の移動は馬車が主流だったけど、今は車だよね。
今だって観光地とか行けば馬車に乗ったり、お金持ちは馬を買ったりも出来る。
でも普通は車や電車を使う。

今だって別に馬に乗ってもいいけど、手間もお金もかかる。

さて、話を仮想化とVtuberに戻そう。

見た目がかわいくて面白いことが出来てゲームも動画編集も出来る女の子とかイケメンって、かなり希少だよね、そんな子は自分で稼げるだろうし、雇うと高い。

でも『顔は残念だけど声はカワイイ女の子+ゲームが上手なオジさん+カワイイ女の子のCGが作れるオジさん+動画編集が出来るオジさん+面白い企画が考えられるオジさん=カワイイ女の子の面白いCGのゲーム実況動画』みたいに計画的に安くコンテンツが作れる。

安い報酬や給料で雇える人を使って疑似的に人気アイドルが作れるのだ。
こういうのがVtuberだ。

しかし実際その図式が崩れてきていて儲かるのは一部だけで、その一部すらカルトになってきて久しい。

なぜなら計画や計算で人気や流行りを作るのは難しいし、多少稼げても何人分も稼げなければ継続出来ない。

Vtuberは儲かる?そんなことは全然無い
だから、どんどん引退してる。

では続けてる人たちは何故やってるのか?一部の人はそんなに稼いでいるのか?

この答えも人工知能だ。

バーチャルCGアイドルが、どんな声で、どんな見た目で、どんな事を言って、どんなリアクションをして、どんな内容だと再生回数が増えて、コメントが湧いて、どんな放送のスパチャや広告収入が儲かるのか。グッズが売れるタイミンはなにか。

膨大なデータは人工知能の学習データになる。
グーグルマップと同じだ。

人工知能がバーチャルアイドルを演じられる日までデータを蓄積しているのだ。

例えば、絵は描けないし普段アニメを見ない僕が今、人工知能で作ってみた女の子の絵だ。現時点でも、たった数秒でこういう事ができる。
人工知能だから当然絵師さんへの支払いも存在しない!

人気アイドルは地図より複雑だから実現するのはまだ先だろうが、数年後に人工知能のバーチャルアイドルが人間を超えた瞬間、人間より凄い事や、面白い配信や動画ができるようになる。

24時間耐久配信どころか240時間耐久配信だって出来る。
どんなコメディアンよりも上手に面白い話をして毎日笑わせてくれるだろう。

しかも人件費がかからない。
疲れたり病んだり、フォローしたり励ましたりしなくて良いし、事務所の内情を暴露ツイートしたりしないし、声で中の人がバレたりもしない。

運営会社としては最高でしょ?

今実際に、こういう事を考えてる人たちが居て、そういう人たちは大人の専門家で、それを夢みたいな話じゃなくて、現実の仕事として数年の計画で人工知能のアイドルやタレントを生み出して儲けようとしてる。

だから今はあんまり儲からなくても赤字でも続けてる事業者も居る。

それが一般化したら、次は個人の生放送だ。

みんなも自分のスマホとかパソコンの中の人工知能が勝手に配信してくれて毎日スパチャや広告でお金を稼いでくれるなら是非やりたいでしょう?

その需要があるなら営利企業等が、そっちにも手を広げて来る。
架空のホストやキャバ嬢はこれに当たる。

なぜなら人工知能は実在しない実写も作れる。
皆さんはこの人物を知っているだろうか?

もちろん知ってるはずがない、僕が今、人工知能で作った写真風の画像だからだ。
だから、この人物は実在しない。
当たり前だけど、この人に給料を払う必要はない。

さっきの女の子の画像と同じだ。
これが進化したら写真の次は動画が出来るし、リップシンク(音声に合わせて口が変化する)や瞬きは既に出来てる。
※今まで人間の経験豊かなアニメーターが瞬きや口パク等のアニメーションをイマジネーションで制作していたけれど、それを深層学習で再現したもの

人気のキャバ嬢とか人気ホストを学習データにすれば給料が要らないキャバ嬢とかホストが作れる。

別にキャバとかホストじゃなくても事実上水商売の個人(素人)も出来る。

アイドルだって作れるし、既にそういうサービスが始まっている様だ。
※これも実在しない架空のアイドルらしい

※以下ジーンアイドルから引用
『さらに今後のアップデートにより、秋には各アイドルに独自ボイスとセリフ、冬にはアイドルのボディ、翌年にはアイドルとの対話機能が導入される予定です』

やはり「もう、なり始めてる」わけだ。

実在しないから直接会えないけど既に今どき普通のテレビとか液晶モニターが4Kの時代。

数年で4Kとか8KとかHDRの大画面モニターが家にあるのが珍しくなくなるし(安くなる)スマホも大画面&高画質化している。

家に帰ったら自分だけの優しいお兄さんやお姉さんがちょうど良い大きさのモニターで迎えてくれて「今日もお疲れ様」って一緒に乾杯したり、おしゃべりできる。

出先でも空き時間にスマホでオシャベリしたり、時には励ましてくれたり出来るだろう。

現実の退屈でブサイクな人間よりも、気持ちをわかってくれて、求めることを言ってくれるイケメンや美人が格安で手に入る。

普段の自分の生活圏内で、安全に、プライバシーも保たれて、自分だけの好みのお兄さんやお姉さんと楽しくおしゃべりできて、嫌な顔もせずに優しい言葉や、お望みならば真剣に心配したり怒ったりしてくれる。

プロのお店の人と違って、疲れも不満もないし自分以外の色んなお客さんに「えーありがとう」なんて笑顔を振りまいたりしない。
各々だけの好みのパートナーだ。

しかも安い
人件費がかからない以上、月額500円とか無料とか格段に安く出来るだろう。
無料広告型でも無骨なバナーとかじゃなくて会話の中で上手に誘導して商品を買わせたり旅行に行かせたりだろうし※そう考えるとちょっと恐ろしい。

グーグルマップと同じように人力では得ることが不可能な膨大な学習データから本物の人間以上の巧みな話術を身に着けているし、その異様な量の知識を上手に隠す術も心得ている。

世界中のカウンセラー全員よりも豊富な知識と技術で、個々の悩みや相談を聞いてくれるだろう。

お店で本物の人間とトラブルになることもないし、怖いオジサンに連れて行かれたりする心配も無い。
騙されたり脅されて働かされるとか、断れないとか、そういう被害者も発生しない。

そうしたら、わざわざ時間と交通費を使って、ちゃんとした格好をして、危ない職業の人や酔っぱらいが居る繁華街を歩いて、見栄を張ったり、実店舗に行って高いお金を払う人は減るだろう。

「いやいや、やっぱり本物のお店の楽しさは~」って反論は出来るだろう。本職の働いてる人からすれば、生活かかってるし。

でも、それは先程も言ったように演劇や薪やカスタムスポーツカーだ。

今でも薪を拾ってる人は居るだろうし、カスタムカーでサーキットを走り込む趣味を楽しんでる人も居るだろう。
別に誰もそういう人たちの邪魔しない。勝手に薪でも車でも楽しめば良い。

キャバクラやホストクラブに行けば良い。行くなとは言ってない。多くの人は行かなくなるだろうと言う仮説だ。

例えば昔は知識や情報を得るとした図書館とか本屋だったよね。
物理的に図書館に行かなきゃいけないし、貸出中だったら読めない。

それがコンピューターになってCDの辞書とか、自宅からインターネットで膨大な情報にアクセス出来るようになった。

今はスマホになって、どこでもアクセス出来る。

映画とかもそうだよね、昔は映画館で、レンタルビデオで、今はネットフリックスとかアマゾンプライムビデオだろう。上映期間も無いし、貸出中もない。※契約期間や配信期間制限はあるが映画館の上映スケジュールの回転よりはずっと長い。

そして便利になる度に古いものは淘汰されていった。
便利な動画サイトが増えたら近所のレンタルビデオ店がどんどん減って行くようにね。

今は子供の玩具もアマゾンや楽天で買う。
だから一時は盛況を誇っていたトイザらスのアメリカ本社も破産した。

だからスマホやスマホの次のウェアラブルデバイスが進化したら今までデジタル化されていなかったコンテンツがデジタルコンテンツ化され、実店舗や実態のある製品が消えていくのは当然のことだ。


でも、バーチャルアイドルやバーチャルホストを楽しんでる人たちに「こんなんで満足できるんですか?w」とか否定的なことを言ったら、それは老害そのものでウザがられるだけだろう。
そんなことを言われても「うんそうだね!キmいね!じゃあ実際のお店に行って大金払うよ」とはならないだろう。

それより『変化する時代と技術を受け入れて、それを利用して、もっと稼ぐ』みたいな方が良いだろう。

本物のホストやキャバなら水商売に対して当然、色々詳しいだろう。
そういう人がヴァーチャルやネットを利用すれば実時間や自分一人じゃ対応できなかった数の顧客に対応できるし、各々の顧客が好んでる架空のキャバ嬢やホストに似てる顔や声や性格のキャストが居る店舗を案内したり、お店で人気の本物のシャンパンを通販したりとか、色々ビジネスチャンスはあるはずだ。

数年後の技術なら「キンキンに冷えた雰囲気満点のシャンパンをボトルクーラーごとドローンで素早くお届けまします!」「もちろん回収もスマホで簡単!ドローンが伺うので処分の心配も不要です!ご安心ください!」みたいな

今でも現役を引退してオーナーになって、自分の経験を活かして、いくつものお店を経営する元キャバ嬢とかホストも居るでしょう?それと同じことで、ハイテクで手段が変わっただけだろう。

むしろ実店舗を経営するよりは初期費用を抑えてビジネスを始める手段が増えるだろう。

なので水商売の人たちは、今も「いつまでこの仕事を続けられるか」とか、そういう不安もあるだろうかし「今日マジ出勤したくないんだけど」とか言ってる人もたくさん居るので、むしろ「これを機にもっと稼ぐ!人工知能がなかった時代じゃ考えられなかったほど稼いでやる!」みたいに発想を切り替えてはいかがだろうか。



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